不妊症と診断されるのは日本の場合、妊娠を希望してきちんと性生活を行っているにも関わらず2年以上経過した方と定義されています。アメリカ不妊学会では1年以上とされています。
そこでそろそろ結婚1年以上で子供ができないなと思われる方、治療を考えてもいい頃だと思います。でもどんな準備をすればいいのか?どこにいけばいいのか?どんな基礎知識がいるのか?などわからない事だらけだと思います。今日はその準備のついて説明をしていきたいと思います。
基礎体温を測りましょう。 |
★女性側の準備
まず産婦人科に行く前に用意しておくものがあります。基礎体温をつける事です。これをきちんとつけておくことでドクターはかなり助かります。体の状態の問診やホルモンの状態の把握に大事な情報だからです。ドクターは常に様々な情報を基に患者さんの状況を把握します。よって基礎体温を持参すること、自分で自分の体についての状況をきちんと整理して説明できることはドクターに正確な診断をもたらします。それは結果的に妊娠への早道となるはずです。
基礎体温の測り方
1)朝、目が覚めたらすぐに布団の中で寝た状態で測る。
2)毎日、同じ時間に測る。
3)婦人体温計は口の中(舌の下部)で測る。
4)少なくとも2~3ヶ月は続けましょう。
基礎体温のつけかたですが、ネット上に素晴らしい仕組みがあります。ここを活用されるのがいいのではないでしょうか?
★参考サイト
矢追医院 基礎体温サイト
また、自分の体をどのように説明するのかは問診表を見ることで知ることが出来ます。問診表をネット上で紹介しているクリニックがございます。ここで見てみると良いと思います。そしてそれを書いて持っていけばかなりスムーズに診療が進むと思います。
★問診表例(このような問診表でチェックをしていくと便利です)
女性用問診表
★男性側の準備
準備は特にないといえます。まずは「精液検査」を受けることが始まりです。
精液検査はクリニック(不妊専門クリニック・泌尿器科)に行って、採精室(不妊クリニックには専用室があります)にてマスターベーション法で採取するか、もしくは家で専用容器に採取して持って行って頂くことになります。それで男性側の問題はかなりの部分わかりますので、それからの対処になります。
★問診表例(男性も同様に問診表を前もって書いておくと便利です)
男性用問診表