食べるものが「熱量」
基本的なことですが、つい忘れてしまうのが、食べるもの=熱量ということです。栄養表示でよく使われるおなじみの「カロリー」。これは日本語に直すとそのまま「熱量」つまり熱の量ですよね。食事の後に体があったかくなるのは誰でも経験したことのあることだとおもいます。
というわけで、体を冷やすもあっためるもすべて食事から。今回は体を冷やさない効果的な食事のとり方特集です。
まず、基本はできるだけ多種類の食物をいろんな形でとることですが、そうはいっても注意ポイントがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
・体を冷やす食べ物、あっためる食べ物
体を冷やす食べ物とは、「物理的に冷たくて」「砂糖(糖質)を多く含んで」「あったかい地方でとれるもの」です。逆に体をあっためる食べ物は「物理的にあったかくて」「塩気、苦味、渋みがあって」「寒い地方でとれるもの」です。
冷やす食べ物の代表がバナナアイスなどですね。考えてみれば、バナナ=熱帯のもの アイス=冷たい バナナアイス=とっても糖質が多い ですよね。あとは夏に取れる野菜(たとえばトマト、きゅうりなど)も比較的体を冷やします。逆にあっためるものの代表がオニオンスープなどです。物理的にあったかいし、塩気、苦味がありますし、寒い地方のものですよね。(北海道が代表的産地ですもの)
それ以外では、刺激のあるものは体をあっためますね。たとえばねぎ類(たまねぎ、ねぎ)、しょうが、ハーブ、また唐辛子などです。
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・冷え性に効果的な栄養素
ビタミンE~冷え性対策ビタミンの王様
ビタミンEは血行を良くして体のホルモンバランスを調整する働きがあります。成人女性の必要量は大体7mgです。これは普通の食事で摂取できる量です。(ちなみにビタミンには脂溶性と水溶性があり、ビタミンBとビタミンC以外のビタミンはすべて脂溶性です。脂溶性のビタミンはたいてい取りすぎると過剰症が問題になりますが、今のところビタミンEには過剰症は報告されていません。)
ビタミンEをたくさん含む食べ物はアーモンド、落花生などのナッツ類、たらこ、うなぎ、ニシン、かぼちゃ、アボガド、ひまわり油、ひまわりの種などです。