尿路結石といえば男性の病気というイメージがありますよね。でも、女性も閉経後は男性と同じくらい発症するともいわれています。今回は「閉経後は尿路結石になりやすいってホント?」というご質問にお答えします。

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そもそも尿路結石ってなに?

時として激痛も
時として激痛も
尿路結石とは、「尿の通り道に石ができる病気」です。

尿は腎臓で作られ、尿管を通って膀胱に一回ためられます。そして必要に応じて尿道を通って体外に出されます。食生活の欧米化にともなって、尿路結石の患者さん数は増加の一途をたどっており、男性のほうが女性よりも多いと考えられています。

尿の中にはカルシウム、尿酸、シュウ酸、リン酸など、石の原材料がたくさん含まれています。このなかの成分のいくつかが固まって結晶化し石のようになったもの、これが結石です。一番多いのは金平糖のような形をしたシュウ酸カルシウムの結石で、全体の7~8割を占めるといわれています。

石が尿管との境目につまったり、細い尿管に落ちてきて詰まると背中やおなかに「疝痛発作」と呼ばれる脂汗が出るような強烈な痛みが出現します。石が尿に流されてつまりが解消すれば、痛みはなくなります。

閉経後は尿路結石になりやすいってホント?


更年期は女性ホルモンががくっと減ります。女性ホルモンの低下は骨からのカルシウムの流出を促し、ひいては尿中のカルシウム濃度を上げてしまうので結石が増えるのです。閉経後の骨粗しょう症と尿路結石はセットのようなものですね。また、女性ホルモンの働き自体に結石をできにくくする働きがあるとも言われています。
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