3月24日は世界結核の日

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結核菌を発見したのはR.Kochです。
ロバート・コッホが結核症の原因、結核菌の発見を発表したのが1882年の3月24日。それから100年後、1982年に国際結核肺疾患予防連合(InternationalUnion Against Tuberculosis and Lung、IUATLD)が3月24日を世界結核の日と定めました。

日本では結核というと時代劇でしばしば取り上げられる新撰組の沖田総司が有名です。また美人薄命という表現があります。現代の都市伝説風解釈では、結核症に伴う貧血のための色白美人で短命…という定義になるようですね。作家では樋口一葉が美人薄命の代表ですね。

結核症は、21世紀の日本でも毎年、3万人の人が発症しています。我が国の結核症による死亡は年間約3000人と推定されています。単一の感染症としては不動の第1位の死亡原因となっているのです。

結核はアレルギーの一種?

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結核菌は免疫担当細胞の貪食細胞中で生きています。
花粉症がアレルギーというのは常識ですが、実は結核症もアレルギーなのです。

免疫学の研究において結核は重要な研究対象です。結核菌の特徴は免疫担当細胞に取り憑いて、貪食細胞中で増殖できるという性質を持っていることです。


結核の検査はツベルクリン反応で

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陽性の基準は10mmです。
結核という病気に関しては、多くの人が学校でのツベルクリン反応を思い出すでしょう。ツベルクリン反応は結核菌に対するアレルギー反応の強さを見ている検査なのです。

ただし、花粉症とは異なる形式のアレルギー反応です。花粉症の即時型アレルギーに対して、遅延型アレルギーと呼びます。アレルギー反応陽性である事は結核症に対する免疫記憶がある事を意味しています。残念ながら、免疫記憶があっても結核症を発症する事があります。

結核症のトリビアはコッホがツベルクリンを当初はワクチンとして発表した事です。

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