発熱、せき、たん、胸の痛みなど肺炎独特の症状がはっきりとみられないことがあります。手がかりとなるのは、呼吸回数の増加。脈拍、血圧なども注意深く観察する必要があります。
肺炎のチェックポイント
呼吸回数が多い |
脈拍が高い |
血圧が高い |
咳・痰が出ている |
食欲がない |
水を飲まない |
●日々の予防法
日常のこんな心がけが、肺炎を防ぎます。意外なケアが肺炎対策になることも・・・。
予防1 たんぱく質を摂ろう
肺炎の予防には良好な栄養状態を維持することが大切。特に血液中のアルブミンというたんぱく質が少ないと肺炎にかかりやすく、抗生物質も効かないことが知られています。肉や魚、納豆などを積極的に取り入れた食事づくりを心がけましょう!
予防2 お口の中を清潔に
お年寄りの場合、口の中の雑菌は肺に入りやすいもの。加齢により脳の神経伝達物質が減り、咳をするための反射神経が鈍くなるためです。その結果、菌が肺に流入し、肺炎になることが。毎日、マメに口腔ケアしましょう。
予防3 食後にすぐ寝かさない
食後はしばらく上半身を起こしていて。これは胃液が逆流を防ぐため。胃液にはいろいろな菌が含まれているので要注意です。
予防4 お昼寝時間はほどほどに・・・
長すぎる昼寝は脳の反射神経を鈍らせます。体内時計も狂いがちになりますので、せいぜい30分ほどにするよう、心がけましょう。
●こんな人が肺炎にかかりやすい!
心臓に慢性疾患がある 糖尿病である 肝機能不全である 腎不全である 呼吸器に慢性疾患がある |
発見が遅れ、手遅れになりやすいのもお年寄りの肺炎の特徴です。しっかり見守り、日々の予防を心がけてくださいね。
【参考サイト】
ピジョンホームヘルスケア
柏井小児科ホームページ
【関連サイト】
肺(呼吸器)の病気 from AllAboutJapan 「家庭の医学」サイト
その他高齢者の病気 from AllAboutJapan 「介護」サイト
病院の選び方・検索 from AllAboutJapan 「介護」サイト