俗に、「へび背」と表現されることのある側弯症(そくわんしょう)は、ダイエットをするのに不向きだと言われることがあります。その真偽は定かではありませんが、背中が高度に曲がることで肺が圧迫され、肺機能が低下していることがあります。気がつかないうちに、低酸素となることで脂肪を燃焼しにくい体になっているのでしょうか? 今回は、そんな背骨の病気による合併症に注目しました。


へび背は命を縮める!?

背中
背骨が曲がるのは年のせい……と思っていると、とんでもないことに!?
健康診断でレントゲン写真を撮影したとき、背骨が曲がっていることを指摘される場合があります。側弯症は先天性、あるいは他の病気に併発して起こることもありますが、最も多いのが全体の7割を占める特発性側弯症と呼ばれるものです。特発性とは、原因がない、あるいは不明であるという意味を含んでいます。

側弯症については小中学校の健康診断で早期発見が義務付けられており、必要に応じて治療が行われます。軽度の側弯症では一般的には成長が完了すると、側弯症も進行しなくなります。ところが、加齢に伴う肺機能の低下により低酸素状態となることや、あるいは肺に負担がかかることで心臓の機能まで低下させてしまうこともあります。更には、日中には気がつかないぐらいであっても、眠っているときに低酸素状態が続くと重大な健康障害を引き起こすこともあるのです。


側弯症の簡単チェック

側弯症を正確に診断するには、レントゲン写真で確認することが必要です。ここでは、簡単なチェック方法をご紹介します。小学生だった時のことを思い出して、ご一緒に行ってみましょう。

  1. 目をつぶって……気をつけ!
  2. 小さく前へならえ!
このときに、左右の手の高さを見てください。上下左右のずれが違いが大きければ、側弯症の可能性があります。もう1つの方法としては、立位の姿勢から足を伸ばしたままで体を前屈して、左右の肩甲骨の高さの違いを見る方法があります(この方法は1人ではできませんので、誰かに協力してもらってください)。


本来の治療は、整形外科や整体(カイロプラクティック)で矯正することですが、合併症に対しては内科領域でも治療が必要になることがあります。その内容を少しだけご紹介します。