歯・口の病気/歯磨きの方法・歯ブラシ・歯磨き粉

オーラルケアシリーズ Vol.3 30代からのフロス・歯間ブラシ

オーラルケアグッズ売り場に行くと様々な歯ブラシなどの他に歯ブラシの補助器具と呼ばれる特別な役割をもった商品が置かれています。デンタルフロス・歯間ブラシの使い方について解説します。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド

デンタルフロス(※歯垢を取るための糸)は10代からの使用でより虫歯になりにくい環境を作ることができますが、若いときにはデンタルフロスや歯間ブラシなどは使わなくても口の中はキレイに磨けたという人は多いのではないでしょうか?しかし30歳ごろから以前より歯と歯の間の歯肉が下がってきて隙間が気になるようになってきたという方いませんか?

さまざまな理由で歯肉の下がってくるのがこの年代です。今までは使う習慣がなかった方でも今から使うことで歯ブラシだけのときよりも歯の健康を維持しやすくなります。さらに今までにない爽快感も得られます。

なお、デンタルフロスと歯間ブラシの役割の違いについてはデンタルフロスでは歯周病は予防できない?を参考にしてください。

自分にあったデンタルフロスを使おう

フロスの種類
デンタルフロスはいろいろな種類が…(上から直径2mm程度のナイロンスポンジタイプ、幅が2ミリのテープタイプ、細めの一般的なデンタルフロス、ミントの香りのするもの)
デンタルフロスというと糸のような物だけと思いがちですが、その他にもテープ状、毛糸状のものまでさまざまあります。

自分の指に巻きつけて使用するタイプや専用のハンドルが初めからついていて奥歯までデンタルフロスを入れやすくなっているものもあります。

初めて使うのはハンドル付きの普通の糸のようなデンタルフロスがオススメです。

使い方は簡単

デンタルフロスの持ち方
自分の指に巻きつけるタイプは、長めにカットして中指に巻きつけてひとさし指とおや指で支えるようにすると動かしやすい
ハンドルタイプはそのまま口の中に差し込んで歯と歯の間にデンタルフロスを入れて歯にそって前後に数回動かすだけ。これを次々と行なっていきます。

自分の指に巻きつけて使用するタイプは30cm~40cmの長さにカット(少し長めにしたほうが楽に操作できます)して、中指に巻きつけて人差し指でコントロールするようにすると歯と歯の間に入れやすくなります。

デンタルフロスを使うときは歯磨き粉などは使用しません。歯の間の汚れが取れたらよく口をゆすいで終了です。ミントなどのフレーバーがついていれば爽快感が実感できます。


>>ただしこんな人は要注意!>>
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