脳には問題がないのに慢性的に起こる頭痛1 片頭痛
診断とお薬がポイント
若い女性に多い頭痛です |
一過性の頭痛と一緒にされてしまうことも多いのですが、程度がひどく、繰り返しおこります。
自分の頭痛が片頭痛かどうか知りたい場合は片頭痛を簡単に診断できる簡易質問表へどうぞ。
頭の血管が広がって炎症をおこし、周囲の神経を刺激することで痛みが生じるといわれています。まぶしい光、生理前後、アルコール(特に赤ワイン)、チョコレート、ナッツなどの食べ物、空腹(低血糖)も誘因になることがあるのでこういった刺激をさけることがまず重要。また、診断がつけばトリプタンというお薬があります。
症状を軽くするためには、頭を冷やすのも血管が閉まるので効果的。血管を収縮させるカフェインの入った飲み物(コーヒー、緑茶など)も適量なら楽になります。ただしカフェインはとりずぎると「カフェイン禁断性頭痛」といって、カフェインがきれると頭痛がしてくるという事態をひきおこしますので、なにごともほどほどに・・・。
また、普段からマグネシウム、ビタミンB2をしっかりとると症状がおさえられるとも(ひじき、納豆などの大豆製品、玄米、昆布など)いわれますのでやはりバランスのよい食事は重要です。
脳には問題がないのに慢性的に起こる頭痛2 群発頭痛
痛みは強烈なので病院へ
ほとんど男性におこる頭痛で、1年に1、2回もしくは2、3年に一回ですが、1、2ヶ月間毎日痛み、なんと『目の奥がえぐりとられるような』強烈な頭痛です。ころげまわるほどひどいこともあり、目の充血、鼻水、顔にひどい汗をかくといった症状がおこります。原因ははっきりしていませんが、目の奥にある血管が拡張して神経を刺激することでおこるといわれています。
ほとんど市販薬で対処できるレベルの頭痛ではありません。
心当たりの方は早めにお医者さんへいってくださいね。
アルコール、お昼寝など血管を広げることは誘発原因になるので避ける用にしましょう。
次のページは一番よくある頭痛、緊張性頭痛の対処法について詳しくお届けします>>