日本人の死因のトップ3はがん、心疾患、脳血管疾患。この3つで約6割にも及びます。とくに心疾患や脳血管疾患のベースになるのが動脈硬化。動脈硬化が進行すると、脳梗塞(脳の血管がつまること)や心筋梗塞(心臓に栄養を送っている血管がつまること)など、人が生きてゆくために重要な臓器の血管が詰まりやすくなってしまい、不測の事態が起こってしまうのです!

そこで、今回はこういった病気について、「そもそもどんな病気なの?」「なぜ若い人よりシニアに多い?」 「予防法は?」といったご質問にお答えします。


<CONTENTS>
  • 心筋梗塞や脳梗塞、それって一体どんな病気?…重要な臓器を栄養する血管が詰まってしまう病気
  • なぜ若い人よりシニアに多い?…血管の老化が一因
  • 予防はどうすればよいの?…メタボリックシンドローム予防に重なります!


    心筋梗塞や脳梗塞、それって一体どんな病気?
    重要な臓器を栄養する血管が詰まってしまう病気

    心臓を栄養する血管が詰まってしまう病気
    心臓を栄養する血管が詰まってしまう病気
    心筋梗塞は、心臓に栄養や酸素を補給する役割を担っている「冠状動脈」という血管が(ちなみに「冠のように心臓を取り巻いているから=冠状動脈」といいます)詰まってしまって(=梗塞)心臓の筋肉(=心筋)が一部死んでしまう病気です。前胸部に非常に強い痛みや締め付けられる感じ、圧迫感がおこります。冷や汗がでたり呼吸が苦しくなったりすることもあります。

    「血管が詰まること=梗塞」なので脳の血管が詰まれば「脳梗塞」といいます。血管から栄養されていた酸素や栄養物が行かなくなり、脳神経細胞が一部死んでしまいます。詰まったのが細い血管だと、全く、もしくは殆ど症状が出ないことも多いのが特徴。よく、詳しい検査で「小さい脳梗塞があるといわれた」という方、多いと思いますが、ある程度以上の年齢になると、こういった小さい脳梗塞(ラクナ梗塞)はほとんどの方にあります。太い血管が詰まるといわゆる「脳卒中」です。麻痺やしびれ、感覚異常、運動障害、意識障害、言語障害、昏睡などが出現します。

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