疲労回復法/効果的な疲労回復法

知っておきたい50代からの温泉入浴法

温泉旅行に出かけようかな、とお考えの方に入浴時のチェックポイントをご紹介します。ご夫婦や友達と出かけて、あなたしか知らない注意点を教えてあげて「へぇ~」と感心させましょう! レジオネラにはご用心!

執筆者:吉國 友和

年末年始にかけて温泉旅行を計画中の方、いらっしゃいますか? 今年の冬は暖冬と言われていますが、寒いときには寒いものです。温泉にザブンとつかって、体の芯からポカポカと温まるのもいいですね。湯治とはいかないまでも、疲れをとりたいという方に温泉を利用した健康法をご紹介します。


体調に合わせて温泉の効能効果を選びましょう

屈斜路湖 コタン温泉
屈斜路湖コタン温泉です。大自然に囲まれて温泉につかるのもいいですね(写真提供:北海道無料写真素材集
温泉には湯質によって独特の効果効能が謳われています。例えば
  • 放射能(ラジウム)泉→循環障害を改善
  • 硫黄泉→美肌効果
  • 塩化物泉→入浴後も保温効果が続く
  • (含)鉄泉→婦人病に効果
  • 硫酸塩泉→皮膚疾患、飲用で便秘に効果
などです。戦国武将が戦場で負った傷を湯治によって治癒を早めた、という言い伝えがありますが、史実はさておき、ありえない話ではありません。

温泉につかると、軽いケガや霜焼けなどでは短期間でもびっくりするほど速く回復することがありますから、温泉の持つ力を体験してみてください。ただしこの他に、慢性消化器疾患や婦人病、動脈硬化などにも効果があると言われる温泉もありますが、残念ながら長期間効果が続くことはなさそうです。効能効果を期待しすぎず、喧騒を離れることを第一に考えて、じっくりとお湯につかりましょう。


数週間もかけて湯治に出かけることはちょっと難しいでしょうから、あくまでも行楽・疲労回復目的と考えてください。また、旅行先の温泉の効果・効能を予め知っておくと、気分の上でも温泉旅行は更に充実したものになります。ぜひ、調べた上でお出かけください。


次のページでは温泉ならではの注意点をご紹介します。
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