筋肉の仕組みを利用するのが、ダイエットの鍵!
霜降り肉は筋肉細胞外脂肪です! |
今の技術では、トレーニングをしている人としてない人の遅筋細胞内中性脂肪と速筋細胞内中性脂肪を調べて、食事や運動強度との関係、さらに運動中のそれぞれの脂肪の変化を確認する事ができます。
よくトレーニングしている人の場合、筋肉細胞内脂肪が豊富です。有酸素運動中では運動時間に応じて遅筋の筋肉細胞内脂肪は減少しますし、その脂肪は脂肪酸を燃やすミトコンドリアの近くにあります。
筋肉内に取り込んだ脂肪は、筋肉が有酸素運動で使います。筋肉が中性脂肪を分解して取りこめばダイエット効果が出ることになります。
時間医学ダイエットの具体的な方法
時間医学ダイエットの具体的方法は中性脂肪が高い時間にアドレナリンが出て筋肉細胞のリパーゼの活性が上昇した時点で有酸素運動を行うことです。食後という用語は誤解を招きやすいのですが、食べ初めが0ですので、例えば19時から夕食を始めて、おしゃべりをしていて20時に食べ終わった場合、その時点で「食後1時間」となります。食後1~2時間の時に、早足(または大股)で30分程度歩いて下さい。人によるでしょうが、通常の生活では、食後1~2時間内に歩く時間があるのは夕食かもしれませんね。朝なら通勤時間に取り入れるとラクに実践できます。
夕食後、1~2時間後の早足(または大股で)30分程度(歩幅60cmで5000歩とすると3km)歩くことで、アドレナリンが分泌されます。心拍数が上がることで、アドレナリンの分泌が確認できます。毎日とはいいませんが、平日2回、週末1回の週3回を目標として実行しましょう。
飲酒後は時間医学ダイエットに最適!
食事開始が0とすると、飲酒した時は運動すべき時間帯の食後1-2時間を逃してしまいそうですね。ところが飲酒した場合は、小腸が作った中性脂肪を含む粒子(カイロミクロン)が長時間血中に残留します。結果的に飲酒した場合は運動すべき時間帯が伸びることになります。深夜まで飲んだ場合は起床時も血中にカイロミクロンが残っています。朝に酔い覚ましも兼ねて軽くウォーキングをしましょう。実は、食後のウォーキングはダイエットだけでなくて、糖尿病や夏バテ予防にも効果があるのです。ブトウ糖の話を加えた夏バテ予防は、また次回の記事で……。