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カラダを温め、生命力をUP
古くから漢方では、栗は「温性」で身体を温める働きがあり、生命力を補い、強壮作用があると言われています。具体的には血液の循環をよくすることで、胃腸を丈夫にし、また滋養に富んでいることからお年寄りや子ども、食欲不振や風邪等で弱っている人の栄養源にふさわしいとされています。
生命力を補う秘密は、糖質やビタミン
栗は、樹木になる実なので、秋の果実類に分類されることもありますが、クルミやアーモンドと同じように種子を食べる種実類です。とはいえ種実類には珍しく脂質やタンパク質、カロリーは低めで、糖質=炭水化物が多く含まれています。またビタミンB1も100g中0.26mg(日本栗)と多く含まれています。このビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える代謝には必用不可欠な栄養素です。種実類には珍しく炭水化物やビタミンCが多く含まれています。 |
また意外ですが、抵抗力を高めるビタミンCが多く、100g中に26mg 含んでいます。これは野菜のシソやクレソンなみです。ビタミンCの多いさつまいもと同様に、でんぷん質に包まれことで加熱による破壊がほとんどない優秀な食品です。またアミノ酸、特に疲労回復を促すアスパラギン酸が多く含まれています。
栗を食べれば疲労回復に役立つというのは、これらの栄養素の働きによるものと言えそうですね。エネルギーの元となる糖質は、ご飯に多く含まれていますから、栗ごはんは、まさにぴったりのメニューです。またビタミンB1やB2多く含まれる豚肉と栗を炊き合わせてもおいしく、活力アップできそうです。
栗の皮に含まれている血糖値抑制効果のお話は次のページでご紹介します・・・・・・・>>