近年じわじわとその効用が注目されている、ポリネシアに自生する果実、「ノニ」。学名ではモリンダシトリフォア。ノニには各種ビタミンやミネラルなどの栄養素が140種以上も含まれ、これはプロポリスの約110種を越える高数値なのだそうです。ポリネシアでは2000年以上も前から民間療法に使われ、いわばアロエのような存在。
ただ、自生のノニから作ったジュースは強烈な味や香りから、現地の人々のように飲むのは少々勇気がいるものでした。そしてタヒチで聞いたところでは、ジュースの作り方を間違えると毒にもなるとか…。それが安心して手軽に、そして飲みやすいジュースとして商品化され、話題となったのです。
では、どんな効力があるのでしょう?現地では痛み止めや解熱、やけどなどに使われているようです。近年の研究では、がん・細菌・炎症・血栓などに効き目のある物質が含まれていることがわかったそうです。つまりは、持ち前の免疫組織を強化する、言いかえれば、自然治癒力をアップするのだとか。いわゆる生活習慣病の高血圧・糖尿病などにも効果が認められているのだそうです。
ですが、日本で売られているノニ・ジュースは高額。1リットルのペットボトルが6,500円くらいします。ポリネシアでは、もちろんそれよりはるかに安く購入することができます。ノニ・ブームの火付け役となったタヒチでも買えますが、狙い目はフィジーのようです。
フィジーの友人の話では、タヒチでウワサになったノニを見て「おいおい、フィジーにもあるよぉ」と商品化されたのだとか!? フィジーの言葉ではノニを「クラ」と呼ぶそうです。先日、フィジーのマナ・アイランド・リゾートを訪れた時、ブティックにノニ・ジュースが置いてありました。ジュースや石鹸、シャンプーなどの商品が並んでいました。空港内のショップでは他にも紅茶などが置いてありました。ちなみに、空港では1リットルのペットボトルのノニ・ジュースがF$29.95(約1,800円)でした。
タヒチやフィジーのお土産に、ノニ・ジュースはいかがでしょう? ココナッツ石鹸よりも値が張り、黒真珠よりもグッと安い。つまり、バラまく義理土産よりも上、自分のお土産よりも下!?の、大切にしたい人に贈るのにちょうどよいのでは?私は先日行ったフィジーで、父に買って帰りました。
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