最近、自然塩の種類がすごく増えましたね。国産では、沖縄や赤穂、四国、輪島などで海水からつくられた自然塩が人気です。また輸入自由化で、フランスの岩塩や、イスラエルの死海産塩などの外国勢もなかなか奮闘しています。2000年度で小売りや食料品製造用の外国産塩は53万9千トンにものぼるそうです。
まずは、塩の種類について説明しておきましよう。塩には精製塩と自然塩があります。精製塩は、原料塩から電気分解によってニガリを取り除いた塩化ナトリウムで、ミネラルはほとんどありません。自然塩は、カルシウムやマグネシウム、鉄分、リン、銅、ヨードなどのミネラルが豊富に含まれているので、味に旨味やコクがあり、お料理のおいしさを引き立ててくれます。例えば、お肉料理などの山の幸には岩塩を、魚などの海の幸には海の塩をと、使いわけて楽しむ人もいます。
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こういうメニューがうけている共通点は、さっぱりとした味でしょうね。それから素材の持ち味を塩が引き立ててくれることだと思います。
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