最近増えている大腸がん。欧米型の食事がその発生率を上げているという話がほぼ常識化していましたが、『特に女性では、和食も欧米型食事もあまり大腸がん発生の率は変わらない』とのニュースがありました。

でも、このニュース、ちょっと気をつけて読まないといけない点があるのです。なんと、この分類のウラには、一般的に私達が考えている『和食』『欧米型食事』以外にも『健康型』食事という分類があるのです!今回はその詳細をお届けします。

 
<CONTENTS>
 
  • ショック!女性では和食も欧米型食事もあまり大腸がん発生の率は変わらない
  • 『伝統型』『欧米型』以外の食事の型『健康型』
     



    ショック!女性では『日本的な食事』も『欧米型食事』もあまり大腸がん発生の率は変わらない

    和食は体に良いのでは!?
    和食は体に良いのでは!?
    『厚労症の4万人調査で判明!「日本・欧米型」食生活で女性の大腸がんリスク増!』とか『大腸がんの発症急増、「欧米型食事が主因」に疑問あり! 「和食」でも差はない!』なんてニュースがあったこと、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

    見出しだけ御覧になった方も多いと思いますので、内容をかいつまんでご説明します。『厚生労働省の4万人を対象にした大規模調査で、男性に関しては有意差がなかったのに、女性だけ伝統的な日本食、肉類中心の洋食志向が強い人はそうでない人にくらべて大腸がんになりやすいことがわかった』というニュースでした。(詳しくはこちらへどうぞ食生活パターンと大腸がんとの関連について ―概要―

    (ちなみに参考までにですが、大腸は肛門に近い部分=『直腸』とそれより上の部分=『結腸』に分けることができます。結腸と直腸とでは発がんメカニズムが異なるといわれているので、ここで話題になっているのは結腸がんのほうです。)

    『なぜ女性だけ?!』という気がしますが、これは、男性では食事よりもお酒やタバコの影響が大きい可能性があるからのようです。(1日1合以上お酒を飲む人、タバコを吸う人は大腸がんの危険性が上がることがわかっています。くわしくはこちらお酒・たばこと大腸がんの関連について --概要--へ。)

    話は戻りますが、いままで、『食生活の欧米化』が大腸がんを増やしているという説はかなりよく言われていたため、なかなかショッキングなニュースではありました。ガイド自身も、記事で『食生活の欧米化が大腸がんの発生を増やしていると言われています。』と書いていたのでちょっとショックを受けました。医学の有名な教科書にも書いてあるくらいの『常識』だったのです。

    『え~っ、じゃあ、魚中心で、野菜の多い食生活をしてもがん予防にならないの?』と思われた方、ちょっとお待ちください。

    実はこのニュース、気をつけて読まないといけないところがあるのです。それは『伝統的日本食』『欧米型食事』の定義です。

    次ページでは『伝統型和食』『欧米型食事』以外にもある『健康型食事』ってなあに?>>