マンションの和室の使われ方って?
マンションの和室、あなたはどのように使いますか? |
このケースは、事前確認と部屋の使用イメージをより具体化することで十分防げた内容です。寝室目的の部屋と共用廊下との位置関係の確認や、専用ポーチなどで寝室が共用部分から隔離されているか、などをチェックしておきましょう。和室は、間取の真ん中、あるいはバルコニー側に配されるプランが多いので、共用廊下との距離を保つことができるのです。
事前の確認やイメージングを怠ると、希望通りの使い道ができない部屋がでてくる可能性がある、ということは是非教訓にしたいところです。
なるほど納得!B子さんの和室へのこだわり
B子さんが購入したのは、3LDK。「2LDKでもよかったのだけれど、将来、売却するかもしれないので、その事を考えて3LDKにした」とB子さんは言います。部屋数が多い方が、ファミリーに購入してもらいやすい、と考えられたようですね。
1LDKか、2LDKか、果たして3LDKか。その答えはともかくとして、将来のことや売却時のことまで考えて、間取を選んだとはなかなかのものです。
そのB子さんがこだわったのは和室。和室がない間取は選択肢になかったといいます。その理由は、B子さんのお稽古事にありました。
B子さんは、お茶、お花ともかなりの腕前です。普段から着物を着る機会が多く、着物を着たり脱いだり畳んだりするスペースとしても、和室がどうしても必要だったとのこと。とてもB子さんらしい和室へのこだわりに、豊かな気持ちになりました。
さていかがでしょう。新しいマンションでのライフスタイルや、今後のライフプランが明確であれば、余計な部屋数や空間に大切なお金を投じなくて済みます。マンション選びは、自分と向き合う事前準備の時期がとても大切なのです。
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