Excel VBAの使い方/マクロ・VBA

画面更新を抑止してスピードを上げよう

今回の改善作業を通して、これまで作成してきたマクロを完成させます!最後に紹介するテクニックは、様々な場面で活用できる画面更新を抑止する方法です。

緑川 吉行

緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方 ガイド

2008年~2016年にマイクロソフトのMVPアワード受賞。ライター、開発系の研修講師として活動中。

配列変数を使用したデータ取得テクニック」では、これまで作成してきた「ブックを作成するマクロ」について、2つ目の改善点「シートの名前データを取得するタイミング」を修正しながら、ちょっぴり高度な動的配列変数のテクニックを紹介しました。今回は、3つ目の改善点「画面がちらつく状況」を改善しながら、作成してきたVBAプログラムを完成させます。

マクロ実行中の画面のちらつき


現状では、マクロが実行されている間、ブックが作成されたり、ワークシートが作成されたりすると、その処理に合わせて画面表示が更新されるため、画面がちらつきます。これでは、追加するワークシートが多い場合などで、処理速度が遅くなってしまいます。


実は、ExcelVBAを使うと、画面更新を抑止することができます。画面更新を抑止して、画面がちらつく状況を改善すると、その分だけ実行速度が早くなります。


>それでは、画面更新を抑止するテクニックの紹介です!次ページへどうぞ

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