Excel VBAの使い方/マクロ・VBA

配列変数を使用したデータ取得テクニック(3ページ目)

「入力データの行数を取得するテクニック」に引き続き、作成してきたマクロを改善しながら、より高度なVBAテクニックを紹介します。今回は、配列変数を使用したデータ取得テクニックの紹介です。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド


動的配列変数とは


先ほどまでの話では、配列変数の要素数がわかっている、ということが前提でした。しかし、今回のマクロでは、ブックに含めたいワークシートの数分だけ要素が必要になるのですが、その数は任意なのでわかりません。

このようなときに使用するのが「動的配列変数」です。動的配列変数では、ひとまず配列変数を宣言しておいて、データの数がわかった時点で要素数を設定します。

動的配列変数を宣言する場合、変数名のあとに要素数を記述しないで、カッコだけを記述します。


そして、要素の数がわかった時点で「ReDimステートメント」を使用して要素数を設定します。


その後は、配列変数と同じように扱うことができます。たとえば、配列変数の解説で紹介したサンプルで、後から要素数を設定するように書き換えると、次のようになります。


>それでは、動的配列変数を使用して、サンプルを修正してみましょう!
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