Excel VBAの使い方/マクロ・VBA

配列変数を使用したデータ取得テクニック(2ページ目)

「入力データの行数を取得するテクニック」に引き続き、作成してきたマクロを改善しながら、より高度なVBAテクニックを紹介します。今回は、配列変数を使用したデータ取得テクニックの紹介です。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド


配列変数とは


配列変数とは、「同じデータ型の複数のデータをまとめて扱う」ことができる変数です。

宣言する変数名はひとつですが複数のデータを格納することでき、変数名に続けて数字をカッコで囲んで記述することで、データを格納したり参照したりすることができます。この数字を「インデックス番号」といい、参照する対象を配列変数の「要素」といいます。


使用するには、通常の変数と同じように「Dimステートメント」で配列変数を宣言します。このとき、配列変数に格納したいデータの数(要素数)をカッコで囲んで、変数名の後ろに記述します。

注意すべきポイントはインデックス番号が「0」から始まることです。したがって、宣言するときに「Dim myData(2)」と記述すると、「myData(0)」「myData(1)」「myData(2)」の3つの要素からなる配列変数を宣言したことになります。


たとえば、3つの要素を持つ配列変数myDataに、「東京支店」「名古屋支店」「大阪支店」という文字列データを格納し、For...Nextステートメントで各要素のデータをメッセージボックスで表示する場合、次のように記述します。ループカウンタでインデックス番号を指定しているところがポイントです。


>配列変数のイメージがつかめましたね!それでは、今回のマクロのように要素数がわからない場合は?
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