Excel VBAの使い方/マクロ・VBA

入力データの行数を取得するテクニック(3ページ目)

「エクセルでシート作成するマクロ(For文の活用)」で完成させたマクロを改善しながら、より高度なテクニックを紹介していきます。今回は、入力データの行数を取得するテクニックです。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド


作成しているマクロを修正しよう

まず、データの行数を格納する変数を用意します。ここでは、整数型(Integer型)の変数「SheetCount」を宣言します。


そして、先ほど作成したデータの行数を取得する部分と変数をイコールでつなげて、データの行数を代入するステートメントを作成します。ブック名を代入しているステートメントの次に記述すると良いでしょう。


その他、シートの数を参照していた部分も修正します。修正する部分の1つ目は、追加するシート数を算出していたステートメントです。ワークシートの枚数から既に作成されているワークシートの枚数を引いていました。2つ目の修正部分は、For...Nextステートメントの最終値の部分です。ワークシートの枚数分だけ繰り返し処理を実行していましたね。最後に、ワークシートの名前データを参照しているCellsプロパティも修正します。ワークシートの枚数を指定していた行を削除したため、シートの名前データを入力するセルの行位置が変わったからです。
追加するシート数を算出していたステートメントの修正

For...Nextステートメントの最終値、ワークシートの名前データを参照しているCellsプロパティの修正


これで、シート名を指定するだけで、必要な数だけのワークシートが作成される仕様に変更できました。「配列変数を使用したデータ取得テクニック」では、【改善点2】について解説します。
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