やり直しがきかなかった提示価格


skichika
直接できないからこそ難しい、価格交渉
不動産会社の言われるままに、3種類の価格を提示し売主さんに伝えてもらったところ、すぐに返答がありました。提示価格の真ん中の価格で契約するというのです。「あぁ、もっと低い価格でもよかったんだ。正直にそう思いました。」とM美さん。何だか悔しくて、担当者にもう一度交渉して欲しい、とお願いしたのですが、“一応、話してみます”という答えだったものの結果は覆りませんでした」と、本当に残念な様子です。

この結果を失敗と捉えるならば、その原因は、価格交渉のノウハウに関する情報収集を怠ったこと。同じマンションの北西角住戸がほぼ半値で売りに出ていたにもかかわらず、南向き、上階、リフォーム済みをどう価格に反映させるか吟味できなかったこと。などがあげられます。

価格交渉に入る前に相談してもらえていたらと思いつつも、売買契約の価格交渉という自分の利益を優先すべきときでさえ、M美さんの優しさが前面に出てしまった、これが今回の要因です。

契約時には約1割、残金は引渡し時に


価格交渉においては、少し残念な結果となったM美さんですが、お気に入りのマンションであることは変わらず、当初の売り出し価格より下がったのも事実です。「ひとまず良かった、そう思っています」といつものM美さんでした。

価格も決まり、重要事項説明書の説明を受けて、いよいよ契約です。契約が成立すると簡単にはキャンセルできません。重要事項説明書をしっかりと確認したうえで契約を交わしたかったM美さんですが、二つのステップは同日に行われました。「ちゃんと聞いて、その場で質問すれば良いかと思って、別の日に行って欲しいと言わなかったのです」とどこまでも相手優先のようです。

大きなお金を支払うのは買主であるM美さんですから、遠慮は禁物です。言いたいことは言い、聞きたいことは聞く。これが、納得のマンション購入のポイントです。M美さんの重要事項説明はどうだったのでしょうか。

「重要事項説明では、細かいことも含め疑問に思うことはすべて尋ねました。きっと、普通の人の倍ほど時間がかかったのではないかしら。住んでいて、マンションが震災で倒壊したらどうなるか、という質問に対する回答はもうひとつ理解できなかったので、私も勉強し、もう一度質問しようと思っています」と、いろいろ聞けてすっきりした、というM美さんの印象でした。

重要事項説明が終ると、いよいよ契約。売主さんとの初顔合わせです。乞う、ご期待ください!。

【参考】マンション購入のステップ
1. 新居の必要性と必要時期の確認
2. おおよその予算出し
3. 希望条件の整理と業者選び
4. 物件の情報収集
5. 現地見学&内覧
6. 住宅の絞込み
7. 資金計画・返済プラン
8. 住宅の最終チェック
9. 購入の申込
10. 重要事項説明
11. 売買契約
12. 住宅ローンの申込
13. 残金の支払・入居

“私の中古マンション探し”シリーズ記事
その1.目的と必要時期
その2.希望条件の整理
その3.物件一覧をCK!
その4.あきらめた条件
その5.物件の絞り込み
その6.雨降って心固まる
その7.悲しき!?内覧会
その8.住戸決定!でも、
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