将来にプラスになるアルバイトと、
マイナスになるアルバイトがある。

アルバイト
アルバイトは君の貴重な時間を費やす行為だ。お金以外の何かを得なければ、割が合わないぞ。
今年に仕上げた論文、「顧客接点アルバイト経験が基礎力向上に与える影響について―日本マクドナルドに注目して―」で、マクドナルドで3ヶ月働くことで、基礎力が成長することと、その成長のきっかけと要因は何かということを述べた。従来、大学生活においてアルバイトは学業とは相反する行為であり、教員がアルバイトをすることを自己成長において勧めることはなかった。また、その研究も無かった。実際、学生は学業を軸に自己成長するべきだと私も考えているし、その研究も進めている。

しかし、実際、アルバイトでしか得られない経験や知己があることも否定はできない。それを肯定するのが、最近キャリア教育の一環として実施されているインターンシップだ。もし短期間の職業体験で得られる経験や知己を是とするならば、インターンシップより長く取り組むアルバイトを否定する理由は無いだろう。

また、アルバイトに対する指導がしっかりなされなければ、アルバイトを頑張り過ぎて朝起きることができなく、授業を欠席してしまう学生が増える可能性がある。学業に悪影響をおよぼすアルバイトは当然駄目だ。しかし、経済的な理由でやむを得ずアルバイトをせざるを得ない学生は実際存在し、学業との両立に悩んでいる学生を何人も見てきた。初めての履修に戸惑うのと同様、初めてアルバイトをする学生にとって、正しいアルバイトの仕方や選び方がわかるはずも無いだろう。私は大学入学時に履修と同様、アルバイトの取り組み方もしっかりと指導を行うべきであると考えている。

そこで今回は、「正しいアルバイトの仕方・選び方」を記したいと思う。
ポイントは、
  1. 自らを成長させることを企図する。
  2. 新しい知識や知見を得ることを企図する。
  3. 新しい人脈を得る。
  4. 学業に影響を与えない。
である。それを踏まえて、正しいアルバイトの選び方を学んでほしい。


※次のページで、正しいアルバイトの仕方と選び方を学ぶ!

※渋谷友和・矢野眞和は「工学系大卒者の学習暦と仕事生活」(『工業教育のレリバンス』2005)の中で、学業の知識獲得から卒業後の知識獲得へと強い関係が結ばれ、仕事満足度にも影響を与える「知のレリバンス」を指摘している。

※永野仁は「大学生の就職行動とその成果」(『日本労務学会誌』第4巻第1号,2002)の中で、学習意欲が通常影響すると考える大学での成績が良いほど就職活動が成功しやすくなることを指摘している。