通訳・翻訳/通訳・翻訳の仕事

転職のかたち~通訳業界からの転職

通訳・翻訳コーディネーターとしてやりがいを感じ、充実した日を送っていた女性が転職を決断した理由は何だったのでしょうか。

執筆者:柏木 梨花


毎日朝から夜まで仕事の多忙な毎日。やりがいはあるけれど・・・どこまで突っ走れるか。

前回お送りした、未経験から貿易事務への転職に成功した由美子さん。
前職は通訳・翻訳コーディネーターでした。

語学力を活かして仕事をしたいと考える人にとって通訳・翻訳業界は、興味のある業界のひとつ。
由美子さんも、一時期はプロの通訳者を目指そうと考えたことがあるのだそうです。
前職ではやりがいを感じて仕事をしていた由美子さんが転職を決意した理由は何だったのでしょうか?

未経験から異業種への転職、そして特に女性にとってひとつの転機といえる年代での転職は、貿易事務に関わらずとも参考になりそうです。


転職を決意した理由

由美子さんが転職をしたのは31歳のとき。
転職を決意したのには大きく二つの理由があります。
ひとつは、長く続けられる仕事につきたかった、という理由です。

前職ではマネージャーという立場で、戦略をたて部下を指導し、業績を残してきた由美子さんですが、将来のことも考えると精神的、体力的にこのままながく続けるのは難しいのではないかと感じたのだそうです。
確かに、女性にとって20代後半~30代にかけては、結婚、出産、家庭と仕事の両立など将来について悩める時期。

「前職は非常にやりがいもあったし、達成感を味わえる仕事でした。ただ、将来の生活などを考えたときに、このまま突っ走っていくよりも、もっと長く自分のペースで続けられる仕事を考えてみてもいいのではないかと思いました。」

女性の場合、出産・育児などがひと段落して社会復帰となってもまだまだ厳しいのが現状。
勿論、出産、子育てと上手にやりくりしながら仕事でも突っ走り続ける女性もたくさんいます。
ただ由美子さんの考えた自分らしい将来像はそういうスタイルではなかったようです。
充実している「今」を大切にすることも勿論大切ですが、冷静に将来を考えてあえて「今」を変える選択を考えることも必要です。

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