≪前編≫
▼海外で働くための形態とは?
▼あなたにあった選び方はこれ!
▼やっぱり正社員?
≪中編≫
▼プラクティカルトレーニングとは?
▼派遣社員でも海外で働ける!
▼インターンシップとは?
≪後編≫
▼ワーキングホリデーも人気
▼ボランティアってどうですか?
▼国際機関に勤めるには?
▼起業も手段のひとつです
ワーキングホリデーも人気
若いうちだけの特権です!ワーホリ★ |
もともとはイギリス連邦の国々の間だけで行われていた制度でしたが、日本は1980年に参加し、現在ではオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマークの9か国との間でワーキングホリデー条約を結んでいます。
どういう人がワーキングホリデーに行くかというと、就労するには雇用主がすぐに見つけられずビザの取得が難しい、留学では働けないため資金的に困難、旅行はしたいけど短期間ではものたりない、といった人たちでしょう。そういう人にとって、観光ビザ、学生ビザ、就労ビザなどを別々に取得する必要のないワーキングホリデーは、絶好の制度といえます。
滞在期間中は一定条件の下でアルバイトが可能で、滞在中の生活費や旅費などの経済的な負担も軽くできます。参加者は、国よって18歳から25~30歳までと年齢制限が設けられているので、ご注意ください。
期間は基本的に6ヶ月~1年間で延長は認められていませんが、どの国に滞在するか、どの街に住むか、どういう1年を過ごすか、は比較的自由に決めることができます。
ボランティアってどうですか?
ボランティアというと、なんだか気軽な感じがしますが、本当に気軽なものから本格的に途上国で活動するようなシビアなものまで様々です。地球環境保全や社会福祉、難民救済、教育支援、医療援助、人権救済、農業指導など、分野も多岐にわたり、必要とされる技術や知識はさまざまですが、特に専門的な技術や知識がなくても、やる気さえあれば参加できるようなボランティア活動もあります。
また、国際ボランティアには数年という単位で長期間にわたって参加するものもある一方、数週間という短期参加型のものもあります(ワークキャンプと呼ばれることが多い)。ボランティア活動ですので基本的には報酬は支払われない上、現地までの渡航費用や現地での生活費用なども自己負担となる場合がほとんどです。
ただし例外として海外青年協力隊などの長期ボランティアの場合、一定の報酬が出される場合があります。基本的に金銭的な見返りは期待できませんが、自発的な意識により海外でボランティア活動をする事で、見聞を広げたり語学力を身につけたりできる上、一つの目標に向かって努力し、それを達成するいう充実感は大きいです。
かくいう私もアメリカのNPOを通してブラジルへボランティアに行った経験があります。イチバンよかったのは、そのプログラムを通して世界中の国の人と友達になれたこと、それからアフリカや中南米で真剣に開発に携わろうという人のネットワークができたことでしょうか。いろんな目的で参加している人がいますので、本当にビックリ箱のようです。
次のページからは、よりレベルの高い国際機関や起業について触れていきます。