転職のノウハウ/転職活動を始める前に

転職活動の効率的な進め方(2ページ目)

転職を考えている人にとって、現職の仕事も抱えつつひとり転職活動をするのは、なかなか効率があがらないもの。今回は人材サービス会社や転職サイトを利用した、効率的な転職活動の方法をご紹介いたします。

執筆者:高野 秀敏


転職サイトを利用する

スケジューリングの調整し、無駄のない転職活動を。
スケジューリングの調整し、無駄のない転職活動を。
簡単に求人を探すことができ、自由にエントリーできるのが転職サイト。人材紹介サービスと違い、カウンセリングなどが必要ないので、スピーディーに転職活動ができます。

転職サイトのメリット
既に自分がやりたいこと、入りたい企業など明確で、すぐに面接を受けたいと思っている方に有効です。また、地方にお住いで、人材紹介サービスが利用できない方でも、転職サイトなら地域ごとに絞り込みがきるので便利です。他にも以下のようなメリットがあります。
  • 数多くの求人を知ることができる
  • サイトに登録をしておくと、自分の興味に近い求人が送られてくる
  • 転職成功事例がサイトを通じて知ることができる
  • 年収査定サービスが受けられる
  • 履歴書、経歴書のフォームが無料で使える

(具体的なサイト:リクナビネクスト、DODA、エンジャパンなど)

■ハローワークについて
首都圏で人材紹介サービスの利用をしている大卒者において言えば、ハローワークを利用している方はほとんどいないようです。ただし、地方では人材紹介サービス会社が無い地域もあるようですので、ハローワークも有効かと思います。

転職で重要なのは、最終的な「納得感」

■スケジューリングの重要性
せっかく実力があってもスケジューリングが下手だと、転職活動はうまくいきません。各社の内定がでるタイミングがそろわない場合、判断がとても難しくなります。具体的にいえば、第一志望の会社の内定結果がでるより先に、第二志望の会社の内定が先にでてしまった、というパターンです。この場合、第一志望の会社の内定結果が出るまで、第二志望の会社に返答を待っていただくのは難しいことです。進捗をあわせるためにはエージェントを活用し、内定がでるタイミングをそろえるように調整してもらうのも、ひとつの手です。

効率的な転職活動のスケジュール
・1週目:自己分析・友人や知人からのアドバイスを受ける
・2週目:企業研究・エントリー、人材サービス会社への登録
・3~4週目:面接
この時点で方向性を変える必要があれば、再度自己分析を行い、5~6週目とさらに転職活動を行い、7~8週目あたりで内定結果がでるのが理想です。

このように2ヶ月程度あれば、満足のいく転職活動は可能になるでしょう。転職活動をはじめて10日で終わる方もいれば、3~4ヶ月かかっても終わらない方もいます。様々なパターンがありますが、最後は自分の納得感が重要です。

転職活動は、不動産物件を探すことと似ていて、いい物件があっても自分で意思決定をしなければ買うことはできません。ご縁もあります。

効率よく転職活動を行い、皆さんにとって最適な職場が見つかることを心より願っております。

【参考文献】 
夢をかなえるゾウ 水野敬也 
世の中にあふれる成功本をわかりやすく小説仕立てで書いてあります。この本を実践にうつせば、一年後に劇的な変化があると思います。私自身、28歳のときに、このような本を何冊か読んで、実行をいたしましたところ、効果テキメンでした。読んで、実践、実践ですね。

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