転職のノウハウ/内定・入社・退職手続き

退職は、いつ誰に切り出すべき!?(2ページ目)

転職するときには、必ずついてまわるのが「退職」のお話。今回はそのなかでも、退職を切り出すタイミングや伝え方など、退職に関するいくつかの点についてお話します。

執筆者:高野 秀敏

会社のなかで誰に最初に伝えるべきか?

会社の不満は言わず、円満に退職を!
会社の不満は言わず、円満に退職を!
直属の上司です。一番お世話になっている身近の上司へまずは伝えましょう。そうするとおそらく引きとめにあうでしょう。しかしそこは意思が固いことを伝え、お世話になった御礼と、退職についてのお詫びをします。

そのあとさらに上司と面談をし、退職が認められれば人事で手続きをするというのがよくあるパターンです。オーナー会社の場合は、社長が引きとめに出てくることもままあります。

退職をどのように伝えるか?

まずは退職を決めたこと、その意思が固いということを伝えます。また、上司や会社に対して感謝、そしてお詫びをしましょう。ポイントは「会社の不満をいわない」ということです。不満をいってしまうと、ではそれを解決するので残ってください、と議論が長引く可能性があります。上司はある意味引き止めるのが仕事ですから、熱心に対応してくれることが多いでしょう。もしあっさり認められた場合は、残念ながらその上司からあまり良い評価を得られていなかったのかもしれません。またはそもそも退職する人が多い職場であれば、退職されても仕方がないと思われたのか、もしかすると上司自身も転職を考えていたりするかもしれません。

有給をきちんと使わせてもらいましょう。

もし有給が30日以上あるようでしたら、1ヵ月半ぐらいは在職中のまま転職活動をすることができると思います。1ヶ月半集中して転職活動を行えば、おおむね次の仕事は見つかることと思います。有給についてはきちんと働いてきた社員の権利ですから、会社には認めてもらいましょう。

最後にポイントをまとめます。

■退職のポイント■
タイミング:内定通知書をもらってからできるだけ速やかに
誰に:直属の上司に
内容:感謝とお詫び
注意点:次の会社の行き先や、会社への不満は言わないこと

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