職務経歴書で、個性や特技をアピール!
ライバルと差をつけるには、自身の弱点や受験先の企業の弱みも書く! |
【受かる職務経歴書の書き方はこれだ!】
(1)論理性
自己PRが結論→理由の流れになっているのかといった流れや、間違いのないわかりやすい文章になっているかなど。
(2)具体性
抽象すぎることは禁物。その会社で働くイメージを、相手にできるだけリアルに持たせる内容がベストでしょう。
(3)オリジナリティ
具体的なエピソードそのものが他人と比べて特別なものであるかどうかが重要です。それがない場合は、普通の体験であっても、その水準が高いことが、説明によってわかるようなエピソードなどを添えましょう。
(4)成功体験
自分がもっとも成し遂げた仕事の「成果」とそのプロセスを書きましょう。そのプロセスで使った「力」「方法」が受験企業にも使えると思われるような内容がベストです。
(5)自分の強みと弱み(課題)を書く
強みはみなアピールするものです。しかし、弱みについてきちんとコメントする人はほとんどいません。だからこそ、きちんと明記するのが大切です。弱みを書くのは勇気がいります。それはみなわかっていますが、ピーター・ドラッカーもいうように、弱みのない人間はいないものです。
計画策定力が高い人は、曖昧さを許容することができなかったり、プレゼンスキルが究めて高い人は、聞く力が弱かったりします。弱みがあることを知って、自己分析ができている人は面接においても強い! 美辞麗句を並べても「ぜひ会いたい!」人にはならないものです。
さらに一歩進めた、ワンランク上の書き方
最後により高いレベルで作成するためのコツを伝授します。それは、「その会社の課題、弱点について、解決策を書くこと」です。そしてその解決策を自分ができることを面接で話すと書くのです。これは、ダイエーの林会長が、高級外車のディーラーの面接を受けるために送った履歴書/職務経歴書と一緒に提案書を送り、それで面接になったことで有名な方法です。課題を知るためには、同業界の人を人脈を使って、なければSNSや交流会などを活用して、知り合いになり、情報を収集することが重要です。
(くわしくは、記事「面接は、企業の課題、弱点を突け!」を参照ください)
履歴書、職務経歴書は、企業に対するラブレター。熱意のこもった文章、内容は、人の心を打つものです。ラブレターと思えば、何度も推敲するものですが、なぜか、転職という人生を決定する瞬間にもかかわらず、履歴書、職務経歴書の作成に真剣に取り組まない方が多いようです。この記事を読んでいただいた皆さんは、是非、真剣に心をこめて上記のポイントを意識して書いていただきたいものです。
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