最近は、履歴書、職務経歴書についての書き方の本が山のように出版されています。ところが、それらを見ても、いわゆる「定番中の定番」な模範解答しか記されていないことがほとんどです。
しかし、企業側にしてみれば、模範解答の履歴書や職務経歴書には、やや食傷気味。みなが同じような本を参考にしながら書くのですから、どれも同じに見える、といわれても仕方がないでしょう。
そこで今回は、あなたをしっかり企業にアピールできる、「本当に受かる履歴書・職務経歴書」に絞ってお話します。
受かる履歴書・職務経歴書のポイントは?
履歴書/職務経歴書の書き方のポイントを抑えれば、必ず受かります! |
【受かる履歴書の書き方はこれだ!】
(1)文字が丁寧である
決して上手である必要はありません。ゆっくりと丁寧に書けば字が下手な人でも、問題ないレベルのものが書けるものです。
(2)内容の使いまわしはしない
志望動機がいかにもどの会社にも通じることが書いてある人がいます。これはNG。
(3)誤字、脱字を防ぐために、推敲を重ねる
心配な人は信頼できる他人にチェックをしてもらいましょう。くれぐれも、修正液は使わないこと。
(4)履歴書のフォーマットはスッキリ型が最適
得意な科目など、転職の際にあまり必要のない項目が多いものは使用しないこと。フォーマットから、パソコンで自分で作成しても良いでしょう。
なお転職エージェントを活用した場合、履歴書の持参が不要になる場合が多いものです。転職エージェントが持っているフォームは、企業側にとって必要な情報が網羅されているので最適です。
(5)写りの良いものを、ただし作り込みは禁物
スピード写真はやめましょう。できるだけ、写りの良いものを使います。写真の服装は面接と同様に清潔感のあるものを心がけましょう。髪型も同様です。写真を修整してくれるサービスなどもありますが、ただしやりすぎは禁物。面接で突っ込まれることもあるようです。
(6)志望動機は簡潔に
なぜその業界か?なぜその会社か?なぜその仕事を希望しているか?など、ポイントをわかりやすく簡潔に書きましょう。
(7)自己PRは4つのポイントに絞って書く
・その会社が求めているスキルを意識した内容
・自分が他人とどの部分が行動レベルで優れているのか
(たとえば、一般的には○○をしているが、自分はそれに加えて、○○をしていたなど)
・上記2点を補う具体的なエピソード
・同じく、上記2点を補う数字(○%達成など)がわかるとなお良いでしょう
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