転職のノウハウ/内定・入社・退職手続き

辞意に対する上司の引止め、どうかわす?

転職活動をして、納得いく企業から内定がでているあなた。しかし、現在の会社の上司が強烈に反対をしています。あなたならどうしますか?

執筆者:高野 秀敏



転職活動をして、納得いく企業から内定がでているあなた。しかし、現在の会社の上司が強烈に反対をしています。あなたならどうしますか?

現職において、あなたの価値が高ければ高いほど、引き止められやすい。また、離職率の低い企業など前例が少ない場合は、引き止められやすい傾向があります。


上司に転職先の企業名を話すべきか?

上司の引きとめ、あなたはどうする?
上司の引きとめ、あなたはどうする?
納得のいく企業に内定がでたあなた。上司から、「どこの企業にいくのか?」と聞かれました。では、上司に転職先の企業名を伝えるべきでしょうか?あなたと上司の関係は、仕事において、良好な関係を築いてきました。今回の転職するにあたっては正直なところ胸が痛いところ。

上司が嫌で転職するわけではなく、かねてより興味があった業界が今活況を呈してきて、そこに運よく内定したあなた。条件もよく、転職すること自体は迷いがない状態です。ではこういった場合ですが、どうしたら良いでしょうか。

一般的には、直接にどの企業に転職するのかは、正式に入社するまでは、伝えないほうが良いといわれています。


最悪の場合、こんなケースも……


私の周囲で実際にあった話なのですが、転職先の企業に、内定が出ている本人の批判を匿名でされてしまった人がいます。内容については、本人も面接では触れていなかった問題で、そこから調査が入り、最終的に内定が取り消しになったというケース。内定はあくまでも内定、「入社」ではありません。その方はやむなく、再度、転職先を探すことになりました。

これは極端な例ですが、一般的には、次の会社に入社をした初日に、きちんとメールなり手紙なりで、進退が決定して、今頑張っている旨、報告を入れることが一番無難です。退職交渉の際に、「どの企業にいくのか?」と問い詰められることはままあることですが、大事な転職ですので、自分が決めた結論が一番。フラットにメリット、デメリット、転職の軸について最終判断すべきです。

今回のように、転職を決めてからの「作法」といったものは、ビジネスパーソンとしてのスタンスやスキル成熟度が問われます。

あなたが関わった方の評価があがる転職活動を是非ともおくっていただきたいものです。


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