自分の適性を分析する
職種研究の結果、その仕事にはどんな能力が必要で、どんな人に向いているかということもわかってくるはずですが、それら求められる能力、適性に自分のキャリアや性格などを対応させて述べることができれば、より説得力のある志望動機となります。たとえば営業職では、初対面の人にも物おじせずにぶつかっていく外向的性格、社交性、1度や2度の失敗は気にしない神経の太さ、誠実であることなどが職業上の適性と考えられていますが、自分自身を分析してみて、これら適性に合致する部分があれば、それを志望動機の裏付け材料として提供するわけです。
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業界の動向をチェックする
業界選びの志望動機は、仕事選び以上に、イメージに左右されるケースが多いようです。最先端の技術分野に関係しているとか、いまいちばん話題になっているとか、将来性が高いなど。しかし、そんな表面的なイメージをとらえただけの志望動機では説得力はありません。少なくとも業界の特徴、主要商品、克服すべき課題、将来への動き、最近の話題といった程度の知識は事前に身につけておきましょう。これらの知識を得る努力をした跡を見せることができれば人事担当者の印象にも残るでしょう。
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業界内での仕事内容を調べる
たとえば営業職は、どんな業界にも普遍的な仕事ですが、業界が変われば扱う商品が異なるのはもちろん、セールスの対象や方法まで大きく変わってきます。建築設計の仕事でも、ゼネコン、ハウスメーカー、建築設計事務所など所属する会社が違えば、設計する建物の種類はもちろん、建築設計士としての立場や位置づけ、仕事の進め方は微妙に違ってくるものです。業界研究では、こうした業界の違いによる仕事内容の変化にまで踏み込んで、十分調べ上げる必要があります。仕事内容が変われば、そこで必要とされる適性や仕事に向かう姿勢も変化しますので、自分の仕事観や適性などとの関連についても考えておきましょう。
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応募先の会社を研究する
会社選びの志望動機では、数ある会社の中からなぜその会社を選択したのかを具体的に説明することが重要になります。たとえば、外食産業で仕事探しをしている場合なら、B社、C社ではなくなぜA社なのかを説明するということです。この動機では、B社C社にはないA社の魅力、興味を覚える部分を探し出し、そこに自分の経験やフィーリングを結び付けて話すことができればクリアできるはずです。そのためには、A社だけを見るのではなく、B、Cそのほかの同業社も比較検討する必要があることはいうまでもありりません。
ただ、企業としての規模、業績の伸び、給与、休日・休暇などを惹かれたポイントとして上げるのは感心できません。ここはやはり、仕事上の目標を核に、自分がやりたい仕事はここにしかないといった思い入れを語ることがポイントになるでしょう。
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