転職のノウハウ/転職活動の面接対策

転職、面接に効く「志望動機」の研究(3ページ目)

中途採用(転職)の面接で、会社がチェックを入れてくる志望動機は3つ「仕事選びの動機」「業界選びの動機」「会社選びの動機」です。ここでは、効果的な志望動機を述べる方法を説明します。

執筆者:西村 吉郎

事前準備のための7ポイント

インパクトある志望動機を述べるためには、前もって十分に準備しておかなければなりません。具体的にどんな準備をしておくべきか、7つのポイントにまとめてみました。

転職の目的を再確認する

志望動機は、自分はその仕事や会社に何を求めているのかを伝えること。いいかえれば、転職によって何を実現したいと思っているのかを表現することになります。あなたは、いまの職場、これまでの仕事で達成できない何かがあるからこそ転職を決断したはず。まずは、仕事を通して何を実現したいのかをいま一度再確認しましょう。

転職の目的は転職の理由の裏返しになるはずですから、転職を考えるきっかけになった問題、不満などについて整理しておくこともポイントになります。

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自分の仕事観を整理する

自分はなぜ働くのか、仕事に何を求めるのか、仕事を通して自分はどういう人生を歩んで行きたいのか。あなたはこれまで、このような根本的な問題を自問自答したことがありますか。日々の仕事の流れに身を任せて、改めて考えることもないままにここまできたという人は少なくないはずですが、転職では、ここを明確にしておかないと、志望動機だけでなく、退職理由や入社後にどう働いていこうと考えているのかといった質問に対する回答に説得力を持たせることができなくなってしまいます。

ポイントは、仕事を通して実現したいと思っていることを、実際にどんな働き方で具体的にしていこうとしているのか、です。

たとえば、医療・福祉の分野など職場によっては24時間のケアが要求される仕事を希望しながら、他の質問で残業はできるだけしたくないと答えたりすると、その動機には大いに矛盾を抱えていると判断されることになるでしょう。

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仕事内容を研究する

仕事に対する志望動機では、なぜその仕事をしたいと考えたのかを明確にしなければなりません。ただ「好きだから」「おもしろそうだから」では受け入れてもらえないからです。応募した仕事が好きであること、興味をもっていることは最低の条件。加えてその仕事のどんなところが好きなのか、どんなところに魅力を感じるのかを合わせて説明することが大切になります。

このような回答を可能にするためには、当然、希望する仕事について、具体的にどういう内容の仕事で、どんな働き方が求められるのかを十分に下調べすることが欠かせません。会社は、本当にやりたいと思っているのであれば、仕事内容や具体的な仕事の進め方について、研究する姿勢をもつのが当然と考え、その職種研究の熱の入れ具合いによって、熱意を判断していきます。希望する仕事について、徹底的に研究することが仕事への意欲をアピールするための最重要ポイントとなるのです。

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