やはり組織ぐるみ! 元職員が改ざんを初告白
元社会保険庁職員が、厚生年金の改ざんを衝撃告白! 8月19日、民主党内の会合に出席した滋賀県の元社会保険事務所課長は、「年金保険料の収納率を上げるため、社員らの給与水準(標準報酬月額)を最低ラインまで下げるよう、企業に指導した」。つまり、社会保険事務所側が企業に対し、違法行為を指導していたわけです。元課長によれば、改ざんが始まったのは20年ぐらい前。保険料を滞納する会社があると、上司から「何とか早くしてくれ」と、暗に改ざんを求められる一方、社会保険庁からの出向者が参加する「収納対策会議」でも、改ざんを容認する発言があったそう。社会保険庁はこれまで、改ざんに関する職員の関与は「なかった」と否定してきましたが、お膝元から足をすくわれた格好……。標準報酬月額の確認方法は?
厚生年金の標準報酬月額と言えば、保険料の算定基準になると同時に、将来の年金額を左右する重要なデータ。これが改ざんで引き下げられるということは、将来受け取る年金も減らされてしまうということです。元課長の告白によると、改ざん処理は全国で行われていたそう。つまり、あなたの厚生年金も改ざんの可能性がある?! そこで、標準報酬月額はどう確認すればいい? 1.社会保険事務所で調べてもらう。2.社会保険庁サイトの個人情報提供サービスを利用する(手続は下記の関連サイト参照)。尚、社会保険庁は6月以降、サラリーマンなどを対象に加入記録の確認を促す「ねんきん特別便」を送付中ですが、ここには載っていません。手間はかかりますが、この際いずれかの方法できちんとチェックすることを、お勧めします!【関連サイト】
・厚生年金改ざん! 驚愕の実態
・厚生年金が抱える3つの危険
・現役世代にも「ねんきん特別便」
・「ねんきん特別便」はここに注意
・社会保険庁・年金個人情報提供サービス(外部サイト)