文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
日本経済は「踊り場」に差し掛かっているとのこと。今後の景気が良くなるも悪くなるも、個人消費の動向がカギとも言われています。「家計調査」の結果から、消費の現状をさまざまな角度から見てみることにしましょう。まずは、「家計調査とは何か」を紹介しながら、平均的な家計の姿について考えてみます。

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【標準的な家計、知りたい?(この記事)】
家計の平均、「家計調査」とは(1P目)
「家計調査」を読み取る際の注意点(2P目)
平均値は、本当に参考になる?(2P目)
「我が家のようなケース」の標準(3P目)

【シリーズ"家計"次回以降の記事】
「2007年の家計簿を覗き見!」
「ニュースでたどる消費の傾向」
「消費いまむかし、40年の変化(仮題)」
「地域特性おもしろ消費(仮題)」

家計の平均、「家計調査」とは

コイン
どこからどれだけ入ったか、何にいくら使ったか、家計簿を集計、平均したものが「家計調査」
家計調査は、世帯の収入や支出、貯蓄・負債を調査、総務省統計局によって公表されているものです。目的は、家計の面から国民の生活の実態と変化を明らかにするというもの。その結果は、国の政策や白書などの分析資料として使われたり、マーケティングの基礎資料となったりしています。

その調査は家計収支編と貯蓄・負債編の2つから構成されています。調査方法は、調査世帯がおのおの家計簿をつけて提出する形で、いわば日本の家計簿平均といったところでしょうか。

家計収支編では、その結果を「二人以上の世帯」「単身世帯」「総世帯」に区分、さらにそれらを世帯主の「勤労者世帯」「勤労者以外の世帯」に区分しています。収入や支出の傾向は、家族構成などによって大きく違うからです。

しかし、このデータを使う際にはいくつかの注意点があります。「家計調査」を利用する際のいくつかの注意点を、次のページでご紹介します。