<解答・解説>
問1:2006年の全国百貨店売上高、増えた?減った?
【答】(3)減った
景気が良いといわれているのは、主に企業部門。一方で個人消費は低迷を脱出することがなかなか出来ずにいます。個人消費を代表する全国百貨店売上高(日本百貨店協会による)は、2006年も前年比0.7%減少し(既存店ベース)、10年連続の前年比マイナスとなりました。天候による影響もあり、主力の衣料品が不振でした。
なお、スーパーも10年連続の売上高減少、コンビニは7年連続の減少でした。
問2:2006年のサラリーマン全世帯平均の貯蓄率(可処分所得に占める、消費しなかったお金)は?
【答】(3)27.5%
サラリーマン世帯の貯蓄率は、8年ぶりの上昇。貯蓄率とは、可処分所得に占める、消費しなかったお金のことで、総務省の家計調査によって公表されています。
貯蓄率27.5%というのは、前年に比べて2.2ポイント上昇しています。これは裏返せば、所得から消費にまわすお金が減少していることを意味します。2006年の可処分所得は前年に比べて0.1%上昇とわずかですが増加。それでも貯蓄率が上昇しているのは、消費を2.8%減らして貯蓄を8.6%増やしているからです。
所得が増えても、家計のサイフのヒモは固いようです。百貨店、スーパー、コンビニがそろって売上を減らしたのもうなずけますね。
問3:2006年の日本の実質GDPに占める輸出の比率は、どのくらい?
【答】(2)約15%
輸出大国ニッポン。日本の好景気をここまで引っ張ってきたのも、輸出産業の力と言ってよいでしょう。GDPに占める輸出の比率が15%というのは、過去最高の水準です。
次のページの問4以降では、日本の実力を見てみることにしましょう。