「2人目奨励」に走る上海市
1人っ子だと何かあったら他の子が残らない。 |
そのために、一部では一人っ子政策の緩和に向かう動きも出てきています。例えば上海市は最近、1人っ子同士の両親に対して2人目の出産を奨励するような政策を打ち出しました。
現在上海市の人口の22%が60歳以上の高齢者ですが、その数字は2020年には34%にもなると言われています。日本の65歳以上の高齢化率は、2020年の推計で29.3%とされています。統計の基準年齢に5歳の違いがあるので単純に比較はできませんが、日本以上の高齢化社会になると予想されます。
中国も高齢化社会対策として、一人っ子政策をこれから緩和していく必要があるかもしれません。しかし、完全に止めてしまうと、世界の人口爆発問題がさらに深刻化することになります。その両者のバランスをどう取るか、中国政府はこれから頭を悩まされることになるでしょう。
参考サイト
Record China(2008/11/4)Record China(2009/3/6)
ロイター(2007/11/29)
ChannelAsia(2009/7/24)
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