モデルルーム見学/モデルルーム見学のコツ【室内設備・インテリア編】

モデルルームはどこを見る?(2) 内観完全チェックリスト(2ページ目)

モデルルームチェックの第2弾は、いよいよ実際にモデルルームの中に入ります。玄関まわりやリビング・ダイニング、居室や収納などぜひチェックしたいポイントを紹介しましょう。

執筆者:吉山 日出樹

■リビング・ダイニング

廊下の幅を測る
玄関から入ってリビングに行くまでの間に確認すべきことは、廊下の幅の確認です。幅が85cm以上あれば、将来もし手すりをつけても車イスで通ることができます。また、その手すりをつけるための下地があるかどうかも確認してください。

ダイニングテーブルの実物大の紙を広げてみる
リビングは家族だんらんの場だけに、どの程度の広さが実感できるかが重要なポイントです。ただ、モデルルームに置いてあるダイニングテーブルなどは自分たちが実際に使うものとは寸法が異なるため、入居してから「こんなに狭かったかな」ということにもなりかねません。そこでお勧めなのが、実際に使っている(使う予定の)ダイニングテーブルと同じサイズの紙を持参し、2人で腰の高さに持って広げてみることです。キッチンやリビングとの関係が見えてきて、実際の暮らしがイメージしやすくなります。紙は模造紙などをつなぎ合わせてつくるか、新聞紙(広げると約80cm×約54cm)で代用してもいいでしょう。ただし、希望の住戸とモデルルームの間取りが異なる場合も多いので、リビングダイニングの広さが同程度の場合に、目安としてチェックするものと考えてください。

天井の高さを確認する
間取りの広さだけでなく、天井の高さも空間の広がりに影響します。実際にメジャーで測ってもいいのですが、それだとちょっと大変なので販売担当者に聞いてみてもかまいません。標準的な高さは2.4m程度ですが、2.5m以上だとゆとりがあります。なお、和室は2.3m程度でいいでしょう。なお、天井高とは別に床面から上の階の床面までの高さを「階高(かいだか)」といいます。この階高が高いと、床下や天井裏のスペースに給排水管などを通せるため、メンテナンスや将来のリフォームがしやすくなります。望ましい階高は3m以上。天井高と併せてぜひ聞いてみてください。

壁面のサイズを測る
角住戸や横長リビング(リビングの長いほうの辺がバルコニーに面しているタイプ)の間取りは、窓が多くて明るい感じですが、逆に壁面が少なくなりがちなため、家具を置くのに苦労することもあります。モデルルームと希望住戸とが同じ間取りなら、家具用のスペースがあるかどうか、壁面のサイズも測っておきましょう。壁面があっても扉がじゃまで家具が置けない場合もあるので、その点も注意した方がよいでしょう。

インターホンの位置をチェック
訪問客があった時、家事をしながら応答するには、インターホンがキッチンのそばにあることが望まれます。リビングの扉の脇などについている場合は、位置を変えられるかどうか聞いてみましょう。

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