文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
12月の声を聞くようになると、株式投資をしている人にとって、ささやかなボーナスが届く頃ではないかと思います。そう、中間配当のお知らせです。このお知らせ、大体は「郵便振替支払通知書」という紙が入っているわけですが、この紙を1枚抜いて、そのまま郵便局や銀行へ直行、あとは封筒ごとゴミ箱へ・・・、なんていう人、多くないでしょうか?

<INDEX>
配当金を受取る手順はこうだ!(1P目)
「株式関係書類」の正しい活用法(1P目)
投資初心者は、写真とグラフだけでOK!(2P目)
もうちょっとがんばれるなら決算書もチェック(2P目)

配当金を受取る手順はこうだ!

配当支払通知書
待ちに待った配当金、株主へのボーナス
株式投資を始めて株価の値動きに日々、一喜一憂していると、あっという間に配当金を受取る時期がやってきます。日本のほとんどの企業が9月に中間決算、3月に本決算をするケースが多いのはご存知の通りです。12月にさしかかろうという今頃に、投資先企業や信託銀行などから送られてくる「株式関係書類在中」とか「中間決算関係書類在中」という封書は、中間配当金のお知らせです。

さて、この書類、封を切ってみると、多くの企業では「郵便振替支払通知書」となっています(まれに、日本郵政公社以外の金融機関でのみ取り扱う銘柄もあり)、これに住所・氏名の記入と株主名簿への登録印を捺印して郵便局に持参することで、記載されている金額の税引後配当金を受取ることができます。

この時、窓口で本人確認書類を提示するように求められますので運転免許証などを持参していくと良いでしょう。

また、事前に銀行などの普通預金口座に自動振込みを依頼しておくことも出来ます。この手続きの書類は、名義書換代理人(連絡先、として記載されているはず)または、受け取りを希望する普通預金口座を開設している金融機関などに備え付けてあります。長期保有をする銘柄は、この手続きをしておくと、配当金の払渡しの期間の初日には、指定の普通預金口座に送金されていますので便利です。

「株式関係書類」の正しい活用法

さて、今回問題にしたいのは、この先です。

どうやら、多くの投資家の話を聞くと、「郵便振替支払通知書」をスーッと引き抜いて、郵便局に喜び勇んで出向き、その後残った封筒と中に入っている資料はそのままゴミ箱へ直行、という人がほとんどのようなのです。

せっかくですから、封筒の中身、もう一度確認しませんか?

それは、中間決算、または本決算をして、その企業がどのような成果をあげたのか、また今後はどのような事業展開を行おうとしているのかを記載した、投資判断に重要な資料が入っているからです。株価が上がったり下がったりしている間、「どうしてこの銘柄だけ上がらないの?」とか「どうしてこのニュースには反応しないの?」と日々、気をもんでいるのなら、せっかく送ってきた資料に目を通さない手はありません。

では、この「決算報告書(中間報告書)」には、どんなことが書いてあるのでしょうか。

難しくて、開いてみたけれどどこをどう読んでよいのかわからない、という方のために、次のページで、初心者向け読むべきポイントをお伝えしましょう。