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アメリカで大流行?のセグウェイ

アメリカでは21世紀に入って、新しい乗り物「セグウェイ」が普及しています。自転車やスクーターのように1人で乗るセグウェイですが、なんとアクセルもブレーキもありません。

執筆者:鳥羽 賢

アメリカでは21世紀に入って、新しい乗り物「セグウェイ」が普及しています。自転車やスクーターのように1人で乗るセグウェイですが、なんとアクセルもブレーキもありません。

【CONTENTS】
セグウェイってどんな乗り物?(1P目)
どこで使われているの?(1P目)
日本では乗れるの?(2P目)
将来は普及していくのか?(2P目)

セグウェイってどんな乗り物?

セグウェイ、P-series
816,666円のセグウェイ「P-series」出展:セグウェイジャパン
セグウェイはアメリカの発明家である、ディーン・ケーメン氏が発明した乗り物です。車輪が2つあるのでいわゆる「二輪車」に分類されますが、自転車やバイクのように車輪が縦ではなく横に並んでいます。

搭乗者は2つの車輪に挟まれたプレート上に乗って、セグウェイを操縦します。この操縦がまたユニークで、アクセルやブレーキなどを使わず、搭乗者の体重移動によって行います。

体重を前にかけると加速・前進し、後ろにかけると減速・停止します。つまり体をほとんど動かさなくても進めるという、ちょっとした新感覚が体験できるのです。左右への移動はハンドルで操作します。

最高速度は時速20kmなので、自転車で普通に走っている速度とほぼ同じと考えていいでしょう。動力は電気で、一定距離を走るごとに充電が必要。1回の充電は8~12時間で、フル充電すると24~39kmを走ることができます。

どこで使われているの?

セグウェイは、アメリカではどのような場面で使われているのでしょうか? 時速は20kmで1回の充電で走れる距離も短いので、車のように長距離の移動には向いていません。

そこで施設の敷地内の移動手段として使われることが多くなっています。施設とは、例えば大学です。アメリカの総合大学は日本の大学とは比較にならないほど広いので、徒歩でのキャンパス内移動が難しくなっています。そこで、セグウェイのような乗り物を使って移動します。大学以外にも、テーマパークや展示会などのイベント会場内の移動にも使われます。

セグウェイを観光用として使うセグウェイツアーも行われています。これは参加費を払うと、参加者がみんなでセグウェイに乗って都市を走りまわって楽しめるツアーです。グループで行動するので、初心者でも乗り方を教えてもらえて安心ですね。アメリカではサンフランシスコでセグウェイツアーがあり、ヨーロッパでもパリやウィーンなどの都市で行われています。

それ以外にも、シカゴなどではなんと警察官のパトロールにセグウェイが使われています。セグウェイに乗って町をパトロールする光景は斬新です。

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