過去より未来

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これから伸びそうな貴重に投資をするのが株式投資のコツ
決算書を使用する立場の人たちのうちのほとんどが、終了した年度の、確定した決算書を利用します。ところが、株式取引の判断に使う場合は、そうではありません。

株式取引は、言うまでもなく、いま買った株が将来値上がりした時に売却をして、その差益を取ろうとする取引です。そのためには、売却する時に、価値のある企業でなければ高い株価で売却することはできません。将来の価値が高まるような企業に投資しなければ、株式投資の旨みを手にすることができないのです。

株価の上下に一喜一憂せず、配当をもらうのが株式取引の目的だ、という考えの投資家であっても、将来にわたって高い配当を得るためには、将来の業績が良いことが前提になります。

ということで、現在で言えば2006年3月期の決算発表が出揃うわけですが、それよりも株式取引に重要なのは2007年3月期であることがご理解頂けると思います。別の決算月であっても同様のことです。

株価先読みには「決算短信」

実は、「決算短信」が他の決算書類と違うもう1つの大きな特徴は、ほとんどの企業の決算短信には、次年度(つまりもう今期にあたる2007年3月期)の予測についても記載されている点です(今期の見通しがまだ不透明などの理由で、公表していない企業もあります)。

まずは、「業績」の欄に2006年3月期とその前の年を併記して比較ができるように記されています。この部分が本来の「決算」を「発表」する部分なのですが、ここは既に株式市場では織り込んでいることが多く、「経営成績及び財政状態」の欄に、今年度すなわち2007年3月期について、その企業自身が立てた見通しに関して触れており、ここでその企業のこれからを判断します。

決算発表で注目すべき点は、まさにここです。これから、今年度はどのようになるのか、ということが今後の株価を占うものです。決算発表を伝える報道も、投資家を意識した媒体は、必ずこの部分も言及しています。

決算短信は、決算発表後速やかに証券取引所のサイトや当該企業のサイト、各種報道機関の株式ニュースのサイトなどにアップされます。決算発表がいつなのか、ということも、これらのサイトから検索が可能ですから、株価の先読みをするには、ぜひお目当ての会社の決算発表日をチェックして、決算短信から先の業績予測を確認するようにしてみてください。

【関連サイト】
自己責任時代のガイドブック 決算書、読めたら何が分かる?
社会人の常識!?いまさら聞けない経済用語(3) ファンダメンタルズとは?
東京証券取引所 適時開示情報
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