文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
ライブドア本社に家宅捜索が入ったことがきっかけで株式市場が乱高下。テレビや新聞では連日この報道が大きく取り上げられていますが、「証券の専門用語が次々と飛び出してきて、イマイチ理解できない」という方も大勢いらっしゃるのでは。そこで、今回は、ライブドア事件の容疑報道に出てくる証券用語を解説します。

<INDEX>
偽計取引と風説の流布とは?(1P目)
株式交換で買収?(2P目)
株式分割ってナニ?(2P目)
ストップ安、信用取引、株式市場は大荒れ(3P目)

偽計取引と風説の流布とは?

株価ボード
正しい情報の下で投資家の売買取引ができなければダメ!
●2006年1月16日

・東京地検特捜部が1月16日、証券取引法違反の疑いでライブドア本社や堀江社長(当時)の自宅などを家宅捜索。
・その容疑は、偽計取引と風説の流布という、証券取引法に違反するのではないかという点があったのではないかというもの。


【偽計取引とは?】

株式などの有価証券の売買や相場の変動などを目的として、人をだましたり、事実に基づかない情報を流したりすること。株価の吊り上げ目的で、ウソの説明をするなどして人をだますことは、公正でないので、証券取引法158条で禁止しています。その罰則は5年以下の懲役または500万円以下の罰金。

【風説の流布とは?】

偽計取引と似ていますが、同様に株式などの有価証券の売買や相場の変動などを目的として、ウソの情報や根拠のないうわさを流すこと。これも公正なことではないので、証券取引法158条で禁止しています。その罰則は5年以下の懲役または500万円以下の罰金。

偽計取引と風説の流布の意味が分かったところで、次のページでは、その容疑の内容を見ていきましょう。