社会ニュース/よくわかる経済

はじめての日経、楽しく読む!(4ページ目)

経済を知ろう、投資の勉強をしよう、という時に、日経新聞を読んだ方が良いのでしょうか?初めから気合を入れて読む必要はありません。楽しく読む方法を身につけて、だんだん読めるようになって行ったらしめたもの!

執筆者:石原 敬子

■定期購読初心者は3面を大切にせよ定期購読をするということは、経済情報が仕事上欠かせないからなのでしょうから、1面チェックはまずキホンですよね。もちろんそうですが、さらに3面の「総合面」には重要なニュースを掘り下げた記事が掲載されています。1面、3面はその日の大きなニュースです。3面も毎日読んでみましょう。調査記事が掲載される日もあります。テレビやインターネットの記事よりも深く、時には違った角度で書かれているのでニュースの表面で受け取るよりも、理解しやすいと思います。毎日3面に掲載される「きょうのことば」も毎日集めていけば「経済用語辞典」が出来上がります。また、1面の連載は総力特集と言っても良い位、経済の深いところの知識を得ることができると思います。経済の専門知識や、専門用語を良く知らなくても読み物として楽しめることと思います。もちろん、仕事柄、専門分野に触れる記事面は、多少難解でも読むことができるでしょう。毎日意識して習慣にしましょう。
■慣れてきたら・・・
慣れてきたら、いよいよ経済面、国際面、企業面、マーケット総合面へデビュー!土曜版では、平日とほぼ同じ紙面構成になっています。メインの記事面で、興味の湧くところからスタートしてみて下さい。日曜版「けいざい解読」も目を通してみましょう。経済ニュース、深読み、裏読みのヒントになります。ここまでレベルアップしてきたら、定期購読にチャレンジしてみて下さい。その頃には、きっと自分なりの読み方が確立されて来ているのではないかと思います。
■最後に一つ、注意点
あくまでも、新聞はマスメディアの一つ、ということも忘れないで頂きたいものです。情報の伝達ツールの一つの手段ということです。また、新聞社独自の調査記事、推測記事も多く混じっています。それらは決して悪いということではなく、受け手側が上手に利用すべきものだと思います。正確に知りたいこと、素のままの情報を得たい場合は、その情報源からのプレスリリース、第一次情報などを仕入れるようにして下さい。書き手の意図が文章にのり移っている事も、忘れずに。
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