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税金や国債は国民の信頼できる使われ方を!

構造改革の中で、政府のスリム化に当たる「行政改革」。日本政府の仕事に使われる財源といえば、税金、国債などです。元を正せば私たち国民のお金。どうなっているのか知る必要があるのではないでしょうか?

執筆者:石原 敬子

文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
みなさんは、お金を貸すとき、またはこの人に使って欲しいと差し上げるとき、そのお金は有意義に使って欲しいと願うものではありませんか?せっかく大事なお金を貸したり、渡したりするのですからね。

えっ?お金を貸したり、誰かに差し上げたりすることなんてないですか?

でも、意外なところで、期待を裏切る人にお金を貸しているってこともあるかもしれませんよ。

■大事に使ってね、私のお金

起業しましたという知人に資金を提供するとき、「ぜひとも成功して欲しい」と願います。子どもに本を買ってあげるとき、「この本から学べること、吸収できることがありますように」と願います。ご両親に旅行のお小遣いを渡すとき、「楽しんできてね」と願います。

私たちの税金に、そんな願いを込めたことはありますか?
今年流行った個人向け国債を買うときに、願いを込めて「国にお金を貸す」意識はありましたか?
郵便局に貯金しに行き、この資金で素敵な社会を作ってほしいと願ったことはありますか?・・・あまり、そんな人はいませんよね。どうしてなのでしょうか?

■税金の使われ方、意識していますか?

税金は会社員のほとんどが源泉徴収されて支払っている意識は薄くなりがちです。国債や、郵便貯金はしくみを意識せずにいて、単なる貯蓄感覚でしか見る機会がない、それが日本の現状だろうと思います。

11月の総選挙では、マニフェストを読んで投票するという国民の行動が、日本の政治を少し前進させたと思います。経済の面でも、ひとりひとりが国のお金に対して意識を高めることによって、財政の中身が良くなるのではないでしょうか?国のお金は、国民が国に出資した、国を運営するための資金です。日頃は意識しないでいるかもしれませんが、私たちの出したお金なんです。

私たちの出したお金の行き先を詳しく知りたい方は次のページへ!
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