私たちは、意識はしていなくても、経済活動を毎日行っています。一般に私たち個人の立場は、「家計」グループに属しています。
家計グループの行動
民間のサラリーマン 企業に労働力を提供⇒企業がその対価として賃金を支払う
公務員 政府に労働力を提供⇒政府がその対価として賃金を支払う
ところで、冬のボーナスは、もうもらいましたか?もう使ってしまいましたか?
■お金を払っても、経済人
私たちは、受け取った賃金で消費をします。得た所得は、企業へ移ります。「お店で買い物をする」「自分の満足のためにお金を払う」その対価として、商品や、サービスの提供を受けています。
■お金を貯めても、経済人
余ったお金はしっかり貯金をしましたか?私たちは、企業に、事業資金の提供もしているのですよ。
「貯金をする」⇒銀行を通じて企業にお金を貸している
「証券投資などをする」⇒企業に資本参加をする
その対価として、利子や配当を受け取っています。
■税金を払っても、経済人
私たちは、政府にも、資金提供をしています。
「税金を払う」「社会保険料を支払う」「国債を買う」その対価として、福祉サービスや教育、社会保障などを受け、住みやすい環境を得ているのです。
■お給料も需要と供給で決まる?
どの関係でも、取引される対象物は需要と供給の関係で価格が決まります。「みんなが欲しいと思うものは値段が高い」「売れ残りはバーゲン価格で店頭に並ぶ」
商品だけではありませんよ。お給料(労働力の対価)はどうでしょう?「みんながやりたくないこと(危険なこと等)の賃金は高い」「誰にでもできるというわけではない仕事(専門性の高い)の賃金は高い」
なにも、あなたに危険なことや、超難関な資格を勧めているわけではありませんが、人が嫌がること、人に出来ないことを日々の仕事の中で積極的にやってみるのはいかがでしょうか?それも立派な労働力の対価ですから、お給料アップの可能性もあると思いますよ。
いかがですか?毎日、経済と係わっていることがだんだん理解できてきましたか?お買い物をするにも、お給料をもらうにも、市場価格の変化が私たちの生活に大きな意味があるのです。今回は、私たちひとりひとりも経済活動の参加者だという認識して頂きました。お得な生き方をするためには、経済のしくみを知って、上手に利用してみませんか?
そのお手伝いになるような記事を、これからどんどんお伝えしていきます。さあ、アンテナを張って、経済の動きを体験してみましょう!