意外?! こんな行為まで「パワハラ」になる!
心ない一言が思いがけず人を傷つけ、「パワハラ」になる! |
たとえば、上司が部下に対してとるこんな言動が挙げられます。
■「お前は役立たずだ」など、業務に直接関係しない言い方で叱責する。
■「親の顔が見てみたい」など、相手の家族・容姿・学歴などを侮辱するような発言をする。
■明らかに無理だと思われるような要求をしたり、1人だけ過重なノルマを与えたりする。
■わざと仕事を与えない。
■挨拶されても無視する。
こうした言葉や態度による「精神的暴力」以外に、殴るなどの「肉体的暴力」も「パワハラ」に当たります。
「パワハラ」ありの職場は34%! 一方「セクハラ」は44%!
ところで、企業内の「パワハラ」は、どのぐらいあるのでしょう? (財)21世紀職業財団が2004年3月に行った「職場におけるハラスメントに関するアンケート」(※)の結果報告書を読み解くと……。※ 対象業種:農林業を除く全産業、対象企業数:上場企業等約3,400社、記入担当者:人事労務担当者、回収状況:回収数638社・回収率18.8%。
■「パワハラ」が見られる職場は34.2%…… 内訳は「しばしば見られる」2.5%、「たまに見られる」31.7%。
■その他の職場のいじめ・嫌がらせが見られる職場は28.0%…… 「しばしばみられる」1.4%、「たまに見られる」26.6%。
(「パワハラ」「職場のいじめ」は法的な定義がないため、回答者の判断による)
どちらも、「しばしば見られる」に比べ、「たまに見られる」の割合が格段に高くなっていますね。「パワハラ」もその他の職場のいじめなども、頻繁に見られる企業は数少ない一方で、ちらほら目に付く企業は、3割前後あることを示しています。
一方、
■「セクハラ」が見られる職場は43.9%…… 「しばしば見られる」1.3%、「たまに見られる」42.6%。
こちらも、「たまに見られる」の割合が高くなっていますが、合計すると「パワハラ」の34.2%より10%近く多く、職場では「セクハラ」の方が深刻と言えそうですね。
これらのいじめ・嫌がらせは、知らず知らずのうちに相手を傷つけているケースが多いもの。1ページで見たように、「パワハラ」を理由に公務災害が問われる時代、一度、我が身の言動を振り返ってみる必要あり!かもしれません。
【関連サイト】
●All Abou t「よくわかる時事問題」のサイト
・若いオレたちこそ危ない?忍び寄る自殺の罠
・どう守る? 私たちの心と体の健康
●その他のサイト
・Yahoo!ニュース- いじめ
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