Xデーは?そしてX地点は?
写真は韓国の食べ物・ユッケジャン |
そしてどこに向けて発射するのでしょうか?これも確実な情報はなく、推測をするしかありません。ここでちょっと私個人の推測を述べてみましょう。
まず、日本がターゲットになる可能性はほとんどゼロだと思います。というのも、今回のテポドン2号は、射程距離が6,000kmもあることを売りにしているからです。北朝鮮から日本までは、とても6,000kmもありません。長い射程距離を売りにしているミサイルを試すのに、わざわざ近いところに向けて撃つでしょうか?
となるとどこに向けて撃つかですが、手頃に実験をするとなると、誰もいない海上に向けて撃つと思われます。実験は実験であり、実際に被害が出たら実験ではなくなります。まずは、被害の出ないところに向けて撃つのが第一条件でしょう。
射程距離の長さを試すためには、アラスカの南・約2,000kmの太平洋北東部あたりに向けて撃つのが手頃だと思われます。そうだとすると、日本の北海道あたりの上空を通過するかもしれません。あるいは角度をやや南よりにして、もう少し南の太平洋上に向けるかもしれません。その場合、日本の東北地方上空を通過するでしょう。
ミサイルへの対抗手段は?
このミサイルに対して、日本やアメリカの軍事的対抗手段はどうなっているのでしょうか?もちろん、何もせずに指をくわえているわけではありません。1998年のテポドン1号発射以来、日本とアメリカは協力して、北朝鮮のミサイル迎撃システムを開発してきました。詳しくはこちらで見ることができます。しかし、そのシステムは今年の8月に配備されると言われています。北朝鮮はそれを知っていて、この時期に発射をしようとしているのかもしれません。
→そしてこの件の日本への影響は…?