自分の労働時間を入力する
今度は、USドルだった時給を日本円に直してみましょう。ここでは2006年5月5日現在の円ドルレート、1ドル=114円を使い、また100円未満は四捨五入してみます。そうすると、10職種の時給は以下のようになります。それぞれの時給を日本円に換算するとこのようになります |
さらに、自分の実際の労働時間を入力して、結果を計算してみましょう。それにはエクセルを使うのが楽な方法です。上の表をエクセルに入力して、その右側に「労働時間」の列を作ってみます。そして、1週間の労働時間を入れていきましょう。ここではSalary.comに掲載されていた、アメリカの専業主婦の平均的な労働時間を入れてみます。すると以下のようになります。
アメリカの専業主婦は、週に91時間以上も働いています |
なおエクセルの使い方をあまりご存知ない方は、こちらをご覧下さい。
そして1ヶ月や1年間の賃金を計算してみる
「労働時間」の列の右にさらに「合計賃金」の列を作り、そこで1週間の給料を計算してみます。つまり「時給」の列と「労働時間」の列の数字を、掛け算すればよいのです。掛け算のためには、「=SUM(A3*B3)」などという式を入れます。式を正しく入力すれば、結果は自動的に計算されます。最後に、全ての職種について合計の賃金と時間を出してみましょう。これは、エクセルの上にある「Σ(シグマ)」を押して範囲を選択すれば簡単にできます。
結果は以下のようになり、なんと専業主婦は、1週間で23万円もの賃金に換算される、重労働をしていたことになります。今回の例では時間が91.6時間と長いというのが高給の大きな要因ですが、それにしてもかなりの価値を持つということですね。
専業主婦の1週間の労働は23万円にも相当します |
次は月や年の賃金を出してみましょう。これは電卓を使えば簡単にできます。1ヶ月なら週の賃金に4を掛け、1年なら52を掛けてみるのです。今回の例では1ヶ月は924,600円、1年だとだいたい1200万円になります。
→おや?この結果は、最初にあった1500万円という数字とちょっと違いますね……