不適格の基準
メンテナンスが悪いと、スケジュール通りに運航できない |
このリストに載っている航空会社は、航空業の国際的な安全の基準を満たしていないとEUが判断した会社です。つまりEUの基準では、飛行機を飛ばすには「不適格」と判断されたということです。航空業の国際的な安全基準とは、古くなった機体やメンテナンスの行き届いていない機体を使用していない、搭乗前のセキュリティーチェックできちんとした検査ができる、また管制システムもきちんと機能している、などの基準です。
今回のリストに載っている航空会社は、これらの基準を満たしていないのです。つまりメンテナンスされていない機体を使っていたり、セキュリティーチェックが十分にできていなかったり、管制システムに不備があったり、あるいは何らかの別の問題があるということです。
ではEUのリストに載せられていた航空会社をリストアップしてみましょう。
EU圏内飛行禁止の航空会社(92社)
国名: 航空会社名(英語名)アフガニスタン: アリアナ・アフガン航空(Ariana Afghan Airlines)
カザフスタン: BGB航空(BGB Air)
カザフスタン: GSTアエロエアー社(GST Aero Air Company)
北朝鮮: 高麗(こうらい)航空(Air Koryo)
キルギスタン: フェニックス航空(Phoenix Aviation)
キルギスタン: リーム航空(Reem Air)
コモロ連合: コモロエアーサービス(Air Service Comores)
コンゴ民主共和国: 同国内の全航空会社(現在知られている50社を含む)
シエラレオネ: 同国内の全航空会社(現在知られている13社を含む)
スワジランド: 同国内の全航空会社(現在知られている6社を含む)
赤道ギニア: 同国内の全航空会社(現在知られている11社を含む)
タイ: プーケット航空(Phuket Airlines)
リベリア: 同国内の全航空会社(現在知られている3社を含む)
ルワンダ: シルバーバック貨物航空(Silverback Cargo Freighters)