相次いだトラブル

韓国・水原の風景
韓国の仁川空港でプーケット航空を巻き込んだ大事件が起こった
経営が苦しくなると、そのためにさらにメンテナンスやサービスの質を低下させるという悪循環になります。2005年4月には、バンコクからロンドンへ向かう途中UAE(アラブ首長国連邦)で燃料補給をしていたら、燃料タンクから燃料が漏れているのが乗客にも見えました。一部の乗客はそのまま搭乗継続を拒否し、異常のない別の飛行機に乗せてもらうことを要求しました。結局、その乗客達はバンコクから呼んだ別の機体に乗って、やや遅れてロンドンに到着しました。

そして同じ2005年の8月には、航空史上前例のない事件が起こりました。バンコクからソウルの仁川(インチョン)国際空港までの路線は、8月を最後に廃止される予定でした。ところが、最後のフライトが離陸する直前に、突然その飛行機が差し押さえられてしまったのです!

そうなった背景には、プーケット航空と韓国の旅行代理店との間にあった、金銭トラブルがあります。そして、旅行代理店側はこのまま逃げられては大変と思い、韓国の裁判所を通して機体を差し押さえさせたのです。その2ヶ月後になってやっと金銭トラブルが解消され、この飛行機はバンコクに向けて飛び立っていきました。

まだ業務を続けるプーケット航空

このように問題の多かったプーケット航空ですが、まだ業務を止める予定はないようです。近い将来名前を変更して再スタートを切るようで、6月にオープン予定のタイの新空港・スワンナブーム空港に合わせて「スワンナブーム航空」と変えようとしましたが、さすがに空港と同じ名前では却下されました。しかし、空港と同じ名前でなければ許可される可能性もあるので、今後は別の名前で変更を申請するでしょう。

プーケット航空は、なぜか自衛隊がイラクに行く時に利用されていました。チャーター代が安かったのでしょう。しかし自分で航空会社を選択する民間人は、危険な航空会社には十分気をつけていきましょう。


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