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あの「マキコ現象」は何だったのか?(3ページ目)

電撃外相就任から電撃更迭、そして電撃辞任ととにかく騒動の主役だった田中真紀子前外相。いわゆる「マキコ現象」をふりかえりながら、今の政治状況を考えてみたいと思っています。

執筆者:辻 雅之

1ページ目 【「マキコ現象」それは熱狂から始まった】
2ページ目 【All About Japanユーザー的「マキコ現象」とは(1)】
3ページ目 【All About Japanユーザー的「マキコ現象」とは(2)】

【All About Japanユーザー的「マキコ現象」とは(2)】
「悲劇のヒロイン」から「やっぱりあんたも?」に・・・


2002年1月末、NGO問題に端を発した騒動の責任を取らされる形で田中真紀子外相は「電撃的」に更迭されてしまいました。

筆者は、なに気に「こんなことになるんじゃないか」と思ってました。ダイエー危機が「最悪な形」で決着することは、山一証券自主廃業以上の負のインパクトを経済に与えてしまう。そんななか、予算案審議が紛糾して小泉首相のリーダーシップを疑われるようなことがあってはならない。そのためなら外相更迭やむなし、と決断するかもしれないではないかと思っていました。

(この辺のことは、こちらの記事に詳しく書いてあります。)

さて、この直後(1/30~2/9)に行ったアンケート「真紀子外相『更迭』あなたはどう思いますか?」の結果は・・・



世論調査でも小泉首相の支持率が急落していました。NGO問題では明らかに真紀子外相の言い分に理があると思われた状況だっただけに、当然の結果だったかもしれません。

しかし、「予算を無事通す」ことのためだけに真紀子外相をかんたんにクビにしてしまう。たしかに真紀子外相の「素質」には問題があったかもしれませんが、どうなんでしょう。このあたりの問題は、(下)のほうで解説していきたいと思います。

さて、そんな真紀子さん、「真紀子新党」結成か? とまでいわれましたが、とんだスキャンダルが・・・・。そう、秘書給与流用疑惑です。マキコ、お前もか・・・そんな国民の声と、それでも信じたいという思いが、列島を複雑に交差する春がやってきていました。(続きは近日(下)で!)

▼田中真紀子氏の動き(2002年)


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