跳び箱を跳ぶための4つのポイント
跳ぶ経験を重ねることで恐怖心も克服できる! |
■しっかり走る!
基本的なことですが、助走に十分なスピードがなければ高く跳び上がることができません。
また、せっかく助走にスピードがついていても、ロイター板の前で減速してしまう場合が多いので、そうした場合にはやはり一回でも多く跳んで跳び箱やスピード感に慣れることが大切だそうです。
ロイター板を上手に使えれば、誰でも跳び箱を跳べる! |
跳び箱を跳ぶために十分なジャンプ力を得るためには、『ロイター板』の使い方が一つのキーポイントになります。
上手に跳べない子どもを見ていると、バタ足踏みになっていたり、ロイター板の上に立ち止まっている場合が目立ちました。
ロイター板から十分に力を得るためには、必ず両足でロイター板を踏みきるようにします。
当日一番指摘されている子どもが多かったのが『視線は前におく』というポイントでした |
自転車でもそうですが、視線の方向と力の向う方向は比例します。
恐怖心もあってか、跳び箱を跳ぶ時にどうしても手を付く場所、つまり下方に視線を向けてしまう子が当日も目立ちましたが、それでは十分な飛距離が得られません。跳び箱を跳ぶ時には、着地すべき前方に視線を向けるようにします。
池谷直樹さんのお手本姿勢。美しい! |
手をつく場所は、跳び箱のなるべく一番奥の部分に。そして手をついたら、それを支点になるべくお尻を高くあげるようにします。
「正しいやり方、手順を覚えて繰り返し練習すれば、誰でも跳び箱を跳べるようになりますよ」(池谷さん)
練習すれば必ず跳べる! |
跳び箱を家で練習しようとしても、道具もスペースもないのでなかなか難しいもの。そこで池谷さんに、家での練習方法をお伺いしました。
「イスなどに両手をついて、それを支えにジャンプしてお尻をあげる練習を繰り返して下さい。両手だけで自分の体重を支えるというのは、日常生活の中ではなかなか体験できないだけに、どうしてもその姿勢に恐怖心を持ってしまう子が多いんです。家でこの練習を繰り返し、両腕で体重を支える感覚をつかめば恐怖心も消えて、跳び箱を跳べるようになりますよ」